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食卓の主役を張れるはし置きたち

こんにちは、ふわもちです。
今日はわが家のかわいいはし置きたちをご紹介します。

せっかくこのnoteを見てくださったみなさまには、単純にはし置きのご紹介をするだけではなく、その魅力を存分に知っていただきたい。
よって、はし置きは食卓の主役を張れると断言した上で、わたしの考えるはし置きのあり方、そして愛し方を綴ります。

前回の 私の愛する鍋たち と同様、愛ゆえに長文が予想されます。
適宜、目次をご活用いただけますと幸いです。

はし置きの区分を見てみよう

まずはじめに、一体どの程度のひとがはし置きを持っていて、どのようなモチベーションなのかを調査しました。

こちらのアンケートを見ると、60%のひとがはし置きを持っていて、40%のひとがはし置きを持っていないということがわかります。

わたしのアカウントはごはんをメインにツイートしているので、食事に対する関心の高いひとが多く集まっていると予想されるものの、習慣的に使っているひとは全体の22%という数字でした。対象の幅を広げたら、もっと割合が下がるかもしれないですね。

持っているけど使わないひとの心理とは

わたしは算数に自信がないのでおおきな声ではいえないのですが、はし置きを持っているひとのうち63%のひとがあまり使っていないようです。
なぜはし置きを使わないのか、1名の方のみではありましたが、理由をうかがうことができました。

- 洗いものが増えてしまう
- 割れたらいや
- 渡し箸が癖になり、はし置きを出しても使わない

え…すごいわかる…というのが正直なところです。
わたしも以前は習慣的にはし置きを使っておらず、その圧倒的ナンバーワンの理由は「洗いものが増えてめんどくさい」でした。
また、箸がないと困るけれど、はし置きがなくてもごはんは問題なく食べられます。だから使う必要さえないと思っていました。
そして繊細な印象があるので、扱いに難儀するのでは、とも。

そんなわたしがなぜ使うようになったのかというと、洗いものが増えることのめんどうさよりも、使うことによる価値のほうが上回ったからです。

おしゃれをするために重ね着をする、ティーポットに茶葉を入れて紅茶をのむ、浴槽にお湯をためる、爪にマニキュアで色をぬる、などなど。
どれもこれも、そのあとに洗濯や片付けなどの負担が増します。そうとわかっていてもそれをするのは、自分にとって価値があるからですよね。
たのしい、うれしい、しあわせ、そういうきもちを満たすために、わたしは毎日はし置きを使っています

はし置きが食卓の主役を張れる理由

すごく正直にいうと、わたしはお行儀をよくするためにはし置きを使っているわけではありません。もっと正直にいうと、お行儀なんて知ったこっちゃないのです。

(知ったこっちゃないけどお行儀は最低限知っておくと便利なので、参考になるサイトをはっておきますね!)
https://temaeitamae.jp/top/t8/manners.Japanesefood/02.html

世の中にはたくさんの、生命活動に必要のないものがあふれています。
たとえば音楽、芸術、小説など、ただ生命を維持するためには必要のないものです。けれど、それらがあるからこそ人生を豊かにしてくれて、時にはそれらが人生の主役にもなり得ます

はし置きだってそう、なくても食事をするのに支障はありません。お行儀を差し引いて考えた場合、無駄と思われがちです。
けれど、無駄こそが人生を豊かにしてくれるし、わたしたちのこころを満たしてくれるのではないでしょうか

だからこそ、わたしは断言します。
はし置きは食卓の主役を張るにふさわしいものであると。

わが家のかわいいはし置きたちの紹介

ご要望いただいたのはこちらだけなのに、ずいぶん前置きが長くなりました。わが家のかわいいはし置きたちを、それぞれ作家さんやメーカー別にご紹介します。
使用例もあわせて載せるので、少しでもご参考になれば幸いです。

【キエリ舎】- わが家のかわいいはし置きたち

まるで絵本の世界から飛び出したような、メルヘンな作風が印象的な作家さんです。はし置きのほかにもいくつかうつわを持っていて、どれもこれも最高にかわいいです。

甘いごはんのときや、食卓に甘さを足したいときに使うのがすきです。
スプーンレストとして販売されているので縦に長く、がんばればお箸とスプーンのふたつ乗せも可能です。
マットな質感だからか、和洋中なにに使っても浮きません。

ただ、残念ながら、お花のほうは制作終了になってしまったようです。
こちら以外にもすてきな作品ばかりなので、ぜひ作家さんのHPをのぞいてみてくださいね。

キエリ舎
http://kieli-sha.com/

【赤地 径】- わが家のかわいいはし置きたち

ついつい手に取ってしまう、目にも鮮やかな九谷焼のはし置きです。
カラフルなので色合わせがむずかしいかと思いきや、とても使いやすいので登場頻度が高いです。

1枚目は汁椀と赤ピーマンの色に合わせて、2枚目は黄色を補完したかったのと、お茶碗の青に合わせて選びました。たくさんのうつわを持っていなくても、食材の色と合わせたり、逆に足りない色を置いてみてもしっくりくると思います。

ほかにもかわいいはし置きがたくさんあるので、わたしの購入先リンクをはっておきますね。(2019年4月22日現在、完売が多いのですが、再入荷予定のようなので再入荷ボタンを押してたのしみに待ちましょう)

アンジェ web shop「楽天市場店」
https://item.rakuten.co.jp/angers/147389/

【Aiom】- わが家のかわいいはし置きたち

なにも考えず、このはし置きを見てください
時には多くを語るより、目に訴えかけることが大切な場面もあります。いまがそのときです。

Aiomのはし置きは、食卓をシックに仕上げたいときによく使います
1枚目はうつわとかぼちゃの色に合わせて、2枚目は山菜の淡いグリーンに紫がよく映えるのではと思って使いました。

あえて難点をひとつだけあげるとすれば、箸先を中心部にそろえて置くためには少しだけ工夫が必要です。
しかしそれを補ってあまりあるかわいさ。ひととの出会いもはし置きとの出会いも、すべては直感が大切です

アンジェ web shop「楽天市場店」
https://item.rakuten.co.jp/angers/148964/

【美濃焼】- わが家のかわいいはし置きたち

最近購入したばかりのはし置きなので、申し訳ないことに使用例がありません。
でも見て…めちゃくちゃかわいくないですか?野菜はややとろりとした色味、おだんごはつやつや、たい焼きは表面がざらりとしていてあんこがにじんでいます。

もう1回聞きますね。とんでもなくかわいくないですか?

アンジェ web shop「楽天市場店」
https://item.rakuten.co.jp/angers/148941/

【KIHARA】- わが家のかわいいはし置きたち

藍色と金色のコントラストが美しい、波佐見焼のはし置きです。
わたしは青みの強いうつわ類を購入することが少ないので、個人的にはかなり冒険するつもりでお迎えしたものです。

白磁や染付のうつわに使うと映えると思うのですが、ほとんど持っていないため、ちょっとぎこちない食卓になっています。
しかし使いはじめに比べたら少しずつコツをつかめてきたので、これからもっともっと仲良くなっていけると思います。

ひともはし置きも同じ。すぐに仲良くなることもあれば、時間をかけて仲を深めていくこともあります

KIHARA online store
http://store.e-kihara.co.jp/?mode=cate&cbid=2451821&csid=0

【白山陶器】- わが家のかわいいはし置きたち

わたし、どうやら鳥モチーフの小物がすきなようです。
はし置き沼の住人になるまで知らなかったのですが、肩までつかったあたりで気づきました。
はし置きはそのひとの知られざる趣味嗜好すらも浮きぼりにする、おそろしい沼です

こちらも最近購入したものなので、使用例が少ないです。比較的合わせやすいのでは、と楽観視しています。
めちゃくちゃかわいがって、めちゃくちゃに仲良くなる予定です。

cotogoto
https://www.cotogoto.jp/shopdetail/000000000151/cutlery/page1/order/

【作家不明】- わが家のかわいいはし置きたち

ふらりと立ち寄ったお店で、気まぐれに購入したはし置きです。そのため作家さんやメーカーがわからず、購入先をご紹介することができません。
けれどわたしに使うたのしさを教えてくれたはし置きたちです。ぜひ、食卓で主役を張っているかわいい姿を見てください。

わたしは真冬でも気にせずガラスを使います。冷たい空気の中、ガラスが凛と輝くように思うからです。
出会えてよかった、そうこころから思えるはし置きたちです。

【FUTAGAMI / DAN】- わが家のかわいいはし置きたち

異なるメーカーですが、どちらもカトラリーレストなので一緒にご紹介させてください。

カトラリーレストとしてはじめに選んだのはDAN、次はFUTAGAMIを購入しました。どちらも使いやすく、食卓を一気に華やげてくれます。
FUTAGAMIはカトラリーも最高なので、以下のツイートもぜひ見ていただけると幸いです。とってもやばいよ。

DAN(PROKITCHEN)
https://item.rakuten.co.jp/prokitchen/c/0000002872/
FUTAGAMI(cotogoto)
https://www.cotogoto.jp/shopbrand/futagami/

【まとめ】- わが家のかわいいはし置きたち

以上が、わが家のかわいいはし置きたちです。

最後に補足することとして、冒頭で「はし置きの魅力を存分に知っていただきたい」とお伝えしましたが、わたし自身はあなたがはし置きを使おうと使わまいと、どちらでもよいと考えています
ひとにはひとのライフスタイルがあって、TPOさえ意識できるのであれば、そこに優劣なんて決してないからです。

実際にわたしがお伝えしたいのは、わが家のはし置きめっちゃかわいいでしょ?の一点のみです。
言ってしまえばのろけのようなものを延々と綴っただけにすぎません。ここまでお付き合いいただいて、最後の最後に本音を出してごめんなさい。

ただ、はし置きを使うことをたのしんでいるわたしだからこそ、皆さんに実感の伴ったたのしさをお伝えできると思ったのです。

食器棚の奥深くにはし置きをねむらせていて、このnoteを通して少しでも使ってみたいと思ったくださった方。ぜひ、次回のごはんに使ってみてください。
また、持っていないけど使ってみたいと思ってくださった方。ぜひぜひ、お気に入りを迎えてくださいね。

わが家のはし置きは食卓の主役を張っています。食卓の主役を張れるかどうかは、使い手の愛にかかっています

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました!

おまけ:はし置きの収納について

ご紹介するほどのものではないのですが、ポリプロピレンメイクボックスに収納しています。
重ねて入れると割れちゃうかと思いきや、案外大丈夫です。でもこれは詰めこみすぎなので真似しないでください。

もうひとつおうちを増やすべきなのは分かっているのですが、増やした分はし置きも増える予感しかしないので、自重のためにしばらくこのままだと思います。と言いつつ、よいご縁があれば買っちゃうのが沼のおそろしさ

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