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6、起立性調節障害と言われれからの朝の過ごし方のおはなし

起立性調節障害になると、血圧が低い為朝起きられず、起きても体調が悪く、学校に登校できないことが多くあるようです。

とにかく、むすこを見ていて、心と体のバランスが崩れてしまった状態であるということを強く感じました。これは誰にでも、いつでも起こり得る事だと思います。実際に、登校できない生徒は学校で50人以上いるとの話も耳にしました。



むすこは、朝の眠りが深く、起こされた事に気づいていないくらい呼びかけには無反応。

急に起こしたとしてもおそらく頭まで血流がよく循環していなくて、頭痛や吐き気が起こる。

しばらく、青白い顔でぼーっと座って過ごす。
それでも気持ち悪さや頭痛があって準備はしても時間までに登校できそうもない日もある、と言った感じでした。

我が家では、様々な本や情報、病院からのお話などから集めたことを参考にしてルーティンを決めて朝の時間を過ごし始めました。

  1. 時間をかけてゆっくり起こす。(30分はかかる)

  2. 部屋を明るくして、手足を動かしたり、背中をさすってみたり、枕を高くしたりしてだんだん起こしていく。(起きなくても悪気はないので、そういうものだと思って根気よく。怒らない、たたかない、ゆすらない。)

  3. 朝7から8時くらいまでには目覚めるようにする。(生活リズムが大切)

  4. 朝食はタンパク質、ミネラルを意識して用意する。(目覚めてからは食べられたので、好きなものも織り交ぜながら。)

  5. 体調が悪い場合、学校に電話して担任と話せそうなら話す。

  6. 自分も息子も決して責めない。今は自分達も含めて体調を整える時と考える。

  7. 体調が落ち着くまで横にならずに、でもリラックスして過ごす。(横になるとまた起きた時に具合悪くなりがち)


朝学校に行けなくなって、学校に電話をするということが結構なパワーを使うし、親のストレスになる憂鬱な時間にもなるという事を知りました。今はアプリで連絡もできるのでそう言った意味では楽になるかもしれません。

電話では、担任の先生に代わってもらって、今日の体調を伝えたり、何か行事があればそれを目指していくきっかけとしたり、息子が起きていれば、先生と話してもらう時間も設けてもらいました。

先生も、普段クラスでは元気な息子の具合の悪そうな声を聞いて、朝体調が悪い事を理解してくださりました。
息子にも少し笑顔が見られたり、先生に3時間目に行くと言ったから行くかなという日もあったり、、、とても理解のある先生で、日々きっかけをいただけた私と息子はかなりラッキーだったと今振り返って思います。


なにせ、学校に行けた頃には調子が良くなってきている状態だし、息子はクラスでは元気に振る舞うらしく、なぜ遅刻してくるのは一見わからないのです。(起立性調節障害は午後から夜になるにつれて体調が落ち着き、元気になることが多いのが特徴でもあるようです)

さすがに毎朝取り継いでもらうのも悪いかな、、と考えて、電話に出た先生に遅刻する旨を伝えた日もありましたが、後から副担任から電話があって、〇〇くんが学校に来てないようなのですが、、という事もあったので、直接取り付いでいただくことに決めました。


学校に遅れたり、行けない日が続くと、学校の様子がわからなくてますます行きにくくなったり、勉強がわからなくなってきたり、提出するプリントがたまってしまったり、、、悪循環は続いてしまいます。


そんな時にも、担任の先生とコミュニケーションをとれると、プリントを担任を通して教科担任に提出してもらえたり、校外学習の班の相談をしてくれたり、クラスの様子を教えてもらえたり、、、
先生にはお時間をとらせてしまったけれど、息子は次々に生まれる不安を和らげて頂けて、理解して頂けて、日々乗り越える協力をして頂けました。


我が家では少しずつこのやり方が定着したのですが、どうしたらいいのか、いつまで続くのかわからないのは本人も親も先生も同じ。暗いトンネルにいる状態で試行錯誤しながら過ごすのは親としても大変な時間だと感じました。

我が家の経験談を読んで、少しでも参考になる方がいたり、家族の体調が悪い時に思い出して解決の近道になったらと思っています。

次回は体調がパッとしない日々を食事を見直すチャンスと考えたお話です。

長くなりましたが、読んで頂きありがとうございます。






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