4、むすこの体調がなんだかよくならなかったおはなし
前回は、コロナや学校のストレスもあり、髪を切ったことがきっかけだったのか、学校に行きたくないと言った息子のお話をしました。
その後、数日はなんとか行けたのですが、翌週からは朝起きても「気持ち悪い」と真っ青な顔をしていたり、頭が痛いと言ったり。朝ごはんはぼちぼち食べるのですが、なかなか体が重そうで動けない様子。
息子はゲームが好きなので、気分を上げたり、リラックスできるようなゲームを勧めてみたりして、元気度を観察。そして、活動できるようなら宿題をしてみたり、さらに行けるようなら遅刻して学校に行くというような感じで過ごし始めました。
毎朝、とりあえず起こして、ご飯を食べさせて、登校時間に行けないようなら学校に電話連絡をする。行けるか、行けないかは見た目や起きてすぐの判断は難しく、本人も寸前までわからない。私は起こして、ご飯を作り、そわそわ見守るのみ。
気持ちや体調が分かりにくく無表情に近いし、口数も少なく、表情も硬く、おそらく毎朝、自分と戦っているのは伝わってきました。そして私も気持ちが共鳴してしまうように何だか辛くなってしまうのです。
こちらとしても、勝手に判断できることでもないので、行けそうかい?何時間目目指してみる?など気を遣いながらも聞くのがなんとも言えず辛いことでした。でも、辛いのは息子の方だろうし、私が辛がっても仕方ないことです。
電話することが続いてくると、なんだか無性に悲しい日もありました。昨日は行けそうと言っていても、朝から時間をかけて起こしても、やっぱり行けない。何より息子の反応が薄くて気持ちも具合もよくわからない。時間までに連絡をしないとならないという、よくわからない焦りや憂鬱さも感じていた気がします。
行けなかった後も、じゃあ頭痛が良くなってきたら行こうとか、具合が良くなってきたら昼食べてから行こうかとか試行錯誤の時間は続きました。
遅刻してでも行けた日には、部活にも出たりして割とスッキリ帰ってきたりもしました。
夜は割と元気で顔色も良く、結構喋るし、活動的になって全然寝たがらない。なんだかんだやりたいことを見つけて起きようとしていましたが、22時には寝てもらうようにしていました。
でも、翌日朝はまた全然目が覚めない。寝せておけばずっと寝ているのではないかと思うくらいに深い眠りで、実際起こしたことに気づいていない感じがするのです。
なんだかおかしい。体調が明らかに悪そうだけど気持ちの問題?行きたくないからなのだろうか?思春期だから眠い?そんなことを頭でぐるぐる考えながらモヤモヤと過ごす日々。
次回は、その息子の違和感の原因にやっと気がついたかもしれない時のおはなしをしたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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