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番外①

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未来への心配はいらない。

過去に おきたことは すべて わたしに 必要だから おきていた 現在 おきていることも おなじ これから おきていくこともそう すべて必然 だから 未来への 心配、恐れは いらない。

チャンスとチェンジ

辛い過去があったり、 昨日が耐えられないような、 すべてを打ち砕かれるような日であったとしても、 過去や、昨日とちがう、 まったく新しい今日という日がやって来る チャンスとチェンジという種を持った今日がやってくる やり直すチャンス 新しい希望を持つチャンス 自分の心をとりもどすチャンス いい運気の風にのるチャンス そうすることで、 少しづつ新しい自分にチェンジしていく 肉体がほろびるその日まで、 延々と、毎日毎日、何度も何度も、 チャンスとチェンジを含んだ 新しい今

ドア

未来につづくドアがある 一つ目のドアを開けると 深い森をぬけ風歌う草原へ トランクひとつで旅にでる ポケットに勇気と夢と自由 本と叡智をもち 子供のように冒険してゆく 旅のガイドはヒントやアイデアをくれる鳥たち 二つ目のドアは ひろい海原を航海する 羅針盤も持たず 大きく高く広い鷲の目をもち 己の翼をひろげ 金色にひかる波間を恐れも知らずすすんでゆく 三つ目のドアは ? 未知の世界 誰にも想像できない 小さな自己では予測できない ∞ 無限の世界 どんなことも可能に

流れゆく

人生は 流れてゆく 川のように せまい岩場をすりぬけ 急流を下り 木の葉のように翻弄され それでも流れてゆく 恐れずあわてず 流れてゆけばいい ただ身をゆだね 流れてゆけばいい 導きとともに 流れてゆけばいい いづれ 大海に出ていくことはわかっているのだから

一歩

未知の世界へ 一歩踏み出せば        ひとつ 景色が変わる また一歩踏み出せば          ひとつ 輝く可能性を見つけられる そしてまた一歩踏み出せば        ひとつ 愛に出会うことができる 暗闇の世界から 一歩ずつ          また一歩 また一歩と 前に進んでいく                    光に近づいていく 勇気が 自分の世界を変えていく

この一瞬

この一瞬が 今しかないと思うと この一瞬が この生涯のなかで一度きりだと思うと 一つ一つが 愛おしい 思考がぐるぐる 考えすぎてしまうわたしも がんばっていることも しわやシミが増えていく日々も 流れゆく雲も 群れて飛ぶ鳥も 街角でおしゃべりしている人の姿も 風にゆれる木の葉も 水面に反射する光も 今日という日を終えようとしている夕暮れも どれもが たまらなく 愛おしい

落葉(らくよう)

木枯らしに吹かれ  葉が舞い落ちる 今日も 明日も 明後日も 身にまとうものを  捨てていく 風にまかれ  削ぎ落していく 何者にも しがみつかず 古いものを  脱ぎ捨ててゆく 潔く 裸になっていく 私のこころはどうだ 心もとない 枯渇感  他人との比較 本質を隠すための仮面 欠乏感 武装 必要だと信じ込み ないと不安だと思いこみ ため込んではいないか? 身軽になった 大木は 今日も静かに  いのちの輝きを得る 春を待つ

星に願いを

一番星にしようかな 南の空に浮かぶ ひとつ星 や ペガサス座に アンドロメダ座もいいかも 一つの願いを 一つの星に 想いをなげると 「わかったよ」 うなずくように 星が瞬きはじめる あんなに遠くまで届いていく私の願い 本当はとっても 小さなかわいい夢なんだけど 今夜も私は 夜空を仰ぐ やっぱり 星は今日も 「ちゃんとわかってるよ」と 笑いながら瞬く

わたしへ

社会や 周囲から見た自分は 関係ない 誰かの 評価のために 生きなくていい 何者にも ならなくていい 私は私でいい あるがままの自分を 大切にしていけばいい デンと 構えていればいい 胸を 張っていればいい ノビノビと 自分を楽しんでいけばいい 堂々と 自分を信じて 生きていけばいい

メロディー

駆けていくように スキップするように 風にのっていく 少年の こころに 少女の 手の中に 遠い国の あの人に あふれるほどの 人々に 胸の高鳴りを さそうように さびしさを いやすように なぐさめの言葉を 贈るように 甘い想いを 届けるように どこまでも メロディーは 旅していく

真夏の夢

深く もぐっていく 音のない 深淵な 世界へ どこまでも 青がつづいていく 青から  碧へ  そして瑠璃へ 叡智を 求めていくように   その鍵を 取り出すために さらに もぐっていく 地球という 母体へと 自分の 中心へと   静謐な 部分へと まだ見ぬ世界へ 本質の自分へ 在るがままの自分へと  もどっていく

見えないもの

自分の信念も覚悟も 愛も 勇気も 流れゆく時も 希望も 夢も 祈りも 大切な想いも いつくしみのこころも やさしさも 幸せも 尊厳も 心の中のささやきも 目にみえない 手に触れることはできないもの そこを信じずに 何を 信じるのか

大切なもの

それは‥‥ 今いる世界 それは 本当に大切なものなのか 今持っているもの それは 本当に必要なものなのか 自分にとっての 本当の幸せとは何だろう もしかしたら それは  心の底 深くに 沈めてしまったものかもしれない 目の端にチラチラ入っているが  見て見ぬふりをしているものかもしれない 遠い遠い昔に  置いてきてしまったものかもしれない 決して開いてはいけないと  固く鍵をかけてしまったものかもしれない 心が体が 傷つきたくないから  手をのばさ

紫陽花

淡いピンクの あじさいが  雨にうたれ 色を変えていく 雨上がり 透明な絵の具を塗るように 透きとおるような 花弁が 風にゆれ始める 悲しみが 喜びに変わる瞬間のよう 涙を流した そのあとは やわらかい 微笑みをとりもどすように 日の光に輝きながら 蝶や虫たちに 「こっちに おいでよ」と やさしく ささやきかけていく