ブレイクスルー 2

父を偲ぶために、父の暮らしていた和室に、デイサービスで撮っていただいた写真を写真立てに入れて飾り、お線香をあげられる場所を作り、去年の今頃の父を思い出しては、偲んでいます。ほとんどが笑顔の父。ほっとするような・・もういないんだなと寂しくなるような・・。でも父は私の悲しむ顔は好きではなかったはずなので、元気でいるよ、見守っててねと心の中で話かけます。

その場所にいつも花を飾っていたのですが、夏真っ盛りになり、買ってきても2日で枯れてしまいます。そんなに買いにいけないし・・お金ももったいないし・・(苦笑)どうしたらいいかな?夏はお花を飾るのをやめようかなと思っていました。

昨日の夜、夕ご飯を食べた後、あまりの暑さに一日中家にいたので、まったく歩かないのもよくないなと思い、父を車いすに乗せて散歩に行っていたコースを久しぶりに一人で歩いてみることにしました。ご近所の方も、歩くなら涼しくなってからと思われるのでしょうね、何人か歩いていらっしゃるのをみかけました。

ああ、ここに来て、息子に新幹線を見せるように、ジジにも新幹線を見せたっけなあ~なんて考えていると、空き地に名前の知らない紫色の小花が咲いていました。

父が・・これを飾ったらいいよ、無料だし(笑)と言っているような気がしました。私はその場で取っていこうと思ったのですが、なかなか手で取れるような柔らかな茎ではなかったので、今朝、花きりばさみを持って、その場所に行き、何本か我が家に来てもらいました。

小さな花瓶は我が家にないので、ちょうど瓶牛乳を飲み終わって、空いていた空き瓶にそっと挿しました。

いつもお金をかけず、今あるものを使って、手間をかけ、子供の私たちにいろんなものを作ってくれた父。

これもブレイクスルーかなあ?と思い、今日の記事にしました。

私はまずはお金をかけないで、知恵と工夫で、自分のできることをするという父の考え方が大好きで、息子にも伝えたいことなんです。

空き地の雑草も牛乳瓶の空き瓶もそれはぱっと見では雑草とはわからないし、とても素朴で美しいと私は思います。

花の名前を知らない私は何の花なのかお伝え出来ないのが残念です。

あと写真を載せられないところも・・・残念(苦笑)

でもみなさんで想像してください。紫色の小花です。

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