【山歩き】2022年の #買ってよかったもの
2月と3月に「年始の買い物」を称していくつか紹介しましたが、
もちろんその後もいろいろ買い物をしているわけで、
今回はまだ紹介していない「2022年の買ってよかったもの」を紹介します。
モンベル WIC.ドライタッチ ロングスリーブシャツ
モンベル製品を買う理由はいくつかありますが、たいていは、「他のアウトドアブランド品と同じぐらい高機能にもかかわらず、半額近い安さで買えるから」だと思います。しかし、ときどき「モンベルにしかない製品」というものに遭遇します。このWIC.ドライタッチ ロングスリーブシャツもそのひとつです。
WIC.ドライタッチ ロングスリーブシャツの特長は、その素材であるウィックロンドライタッチです。どんな素材かというと、
濡れても一瞬で拡散して乾く速乾性
「光触媒効果」による半永久的な消臭効果
といった機能を持つウィックロンを、凹凸のあるサッカー地にした生地です。サッカー地にすることで、
濡れても肌と点で接するのでべたつかない
しわが付きにくい
という機能が増え、とても快適です。
実は他の色は以前から持っていたのですが、今年になってついに「白」が登場しました。これは即買い。というか、予約した後にちょっと発売延期されて、夏に間に合わないんじゃないかと焦りました。
なぜ白か。僕は、アウトドアで最良の色は白だと思っています。それは、体感温度に影響する二大要素のひとつが日光で(もうひとつは風)、日光を浴びたときに最も温度が上がりにくい色が白だからです。でも、白シャツって意外と少ないんですよね。
というわけで、速乾、消臭、サッカー地、白色、がすべてそろったシャツ、今のところモンベルのこの製品しか知りません。
パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイト・ボトム
目下、「こんなに快適なのか」と驚いている一品。
山歩きを始めたときから、冬の脚の冷たさへの対処は悩みどころで、モンベルのレッグウォーマーとか、タイツとか、試してきました。しかしどれもしっくり来ず…。
レッグウォーマーは太ももを温められないし、ずり落ちてくる。メリノウールタイツ(Mid)を試したのですが、縫い目が気になったり、運動量が上がると時々ジュワっと冷えを感じるときがあって(言葉にしづらい)、いまいちでした。
ちなみに、ズボンは現在、薄手と厚手の2枚で回しています。ただ、厚手と言ってもダウンパンツではないので、足元から冷気は入るし、ズボンの冷たさが伝わってくるのですよね。
そこで見つけたのが、キャプリーン・ミッドウェイト・ボトムです。買うときの決め手は主に2つ。
細身の僕が使えるXSサイズがある
下着として抗菌防臭機能がある
そのうえで、もう一段上の保温性があるというキャプリーン・サーマルウェイトと悩みましたが、ミッドウェイトの方が安いとか、一応ズボンは厚手だから暑すぎても困るかなとか、ミッドウェイトはパタゴニア独自素材で面白そう(サーマルウェイトは有名なポーラテックを採用)などなど思案して、ミッドウェイトを選びました。
実際使ったところ、薄手のズボンと合わせた11月の昇仙峡、厚手のズボンと合わせた12月の大野山、どちらも、脚が全く寒くなく、全く暑くない、という結果となり、冒頭に書いた通り、「こんなに快適なのか」と驚いている状態です。
一点目のモンベル WIC.ドライタッチ ロングスリーブシャツでは生地をサッカー地にすることで快適さが増していたように、キャプリーン・ミッドウェイトでも「ダイヤモンド・グリッド構造」が効いているのだと思います。ダイヤモンド型の凹凸により、肌との接地面積を減らしながら、空気を保つ絶妙な高さを実現しています。キャプリーン・ミッドウェイトの詳細は、こちらが参考になります。
というわけで、予想以上の大当たりとなっているキャプリーン・ミッドウェイト・ボトムでした。
モンベル ウール カントリー キャップ
またモンベルかよ!って感じですが、これも他に類似品がなかったのです。
世の中に、ウールのキャップはいくつかあります。耳当て付きキャップもいくつかあります。その両方を兼ねたキャップは、正直これしか見当たりません。
なぜウールか。
暖かい帽子として他によく使われる素材として、アクリルのニットや、ポリエステルのフリースがあります。これらは、帯電列で髪の毛の反対側にあるもの。言い換えれば、静電気が起きやすいということです。また、吸湿性もありません。言い換えれば、蒸れやすく、頭がかゆくなりやすいということです。
ウールはこれらの真逆。髪の毛と静電気を起こしにくく、吸湿性もあるため、冬の頭を快適に守ってくれます。
なぜ耳当て付きか。
もちろん冬は耳が寒いからなのですが…調べた感じ、世の中には、耳から後頭部まで覆ってくれるタイプの方が多いように思います。しかし、これは個人的な事情なのですが、骨伝導イヤホンを使っておりまして、これが後頭部に硬めのワイヤーが突き出る仕様になっており、後頭部まで覆うタイプだと干渉してしまうのです。そのため、耳だけを覆うタイプが望ましいと。
というわけで、この2点を満たすウール カントリー キャップは、痒い所に手が届く好商品だと思います。
ただ、不満もないわけではなく…。
1つは、今のところ、かなり目立つチェック柄しかありません。まあ競合商品がないからでもありますが。
もう1つは、耳当ては薄手のフリースです。風が直接当たるのを防ぐ程度の保温性しかありません。それでいて、これも個人的な事情というか、耳垢が湿っているという体質のせいでもありますが、フリースのような吸湿性のない素材で耳を覆われると、耳の中が湿ってきてちょっと不快になります。耳当て部分もウールで作ってくれて良かったのでは…?という思いがあります。これもまあ競合商品がないからでもありますが。
というわけで、今回は以上3点を紹介してみました。来年も良い製品に巡り合わんことを。
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