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正直切なくなる自分がいるのです。

恋愛や結婚というものに対して。

先日常用している補聴器の点検をしていただくためにいつもお世話になっているお店に行ってきました。
担当の女性の方に補聴器を視てもらい、点検が終わったその補聴器を付けたときにちょっとした衝撃を受けました。

その担当の方の名札を見ると苗字が変わっていたのです。

補聴器のことについてのやりとりがあったあとに「この度苗字が変わりまして・・・」と言われて、旧名でも通りますから大丈夫ですよとも言われました。
何か複雑な気分を抱いて帰り道に就く自分がいました。
良くありがちな先方に好意があったのに、そういうことになってしまって逆恨みで・・・みたいなことはさすがにありませんでしたけどね。

その方の年齢を考えるとそうなるわねとは思うのです。
きちんとお相手がいて「苗字が変わる」という大きなライフイベントがあったのでしょうし。

片や私などそういう話は全くと言って良いほどありません。
女性と話すことに基本緊張することはないのですが、シチュエーションによってはカチコチになることがあります。
例えばいつもその担当さんとか髪を整えていただいている美容室の店長さんとか、スタバの女性店員さんとはだいたい普通に会話をしています。
スタバの場合だとOne Moreのレシートやスタバカードなどがネタになって会話になることがあるもので。
ただ普段会う機会が無さそうなヒトだと緊張をしてしまうのです。
もう一人の自分がコイツ空回りしてるなと感じてしまうくらいに。

本来だと婚活に励まなければならない20代後半から30代前半にかけて仕事に嫌気をさしてばかりでカイシャをコロコロ変えてしまい、精神的に婚活どころではなかったのもあります。
さらにそういう時に限って今で言う推し活にはまってしまい、さらにはお水の世界にも通ってしまい・・・。
どうしようもなかったなとその頃の自分を今思い返してみると思います。
着ている服とて振り返ってみればダサかったですし。

とはいえ一番の致命傷は女性が対象者に対して特に突きつけるであろう「金屏風」が私には昔も今も無いということでしょうか。
(女性は愛情よりカネがあるヒトを結婚対象にしているとしか思っていないため)
何より部長級がいてもおかしくないくらいの同年齢の連中と比べて、足下にも及ばないくらいの貧しい稼ぎ具合でもありますし。
爪に火をともす位の生活レベルであってもサラ金に手を出さないと一人暮らしすらままならないので。
そして今のカイシャは副業厳禁ですし。

そうなってしまうと恋愛なんて究極の贅沢品なのですよね。
それゆえにその延長線上にある入籍・結婚なんて想像だにできません。
そもそもこんなのに好意を抱いてくれる女性なんているわけねえだろ!!とも自分自身ですら思っているくらいの不良品ですから。
(特に条件にカネを突きつけてくる女性には)
本来であれば、両親に孫の顔を見せてあげないといけない年齢なんですけどね。

おそらく一生未勝利(要は結婚もできない)のまま人生を畳むことになるんだろうなと思っています。
今とて生きていることに希望も何もあったもんじゃないですので。
そんな状況になると、恋をするという動物として持っていなければならない感情も全く機能しなくなるのです。
もはや私はオワコンだなとも思っています。
高校生だった頃にアオハル的な一時はほんの少しありましたけど、それとて気がつけばフェードアウトしていたくらいでしたし。

そして部屋の窓から視える隣家のアンテナの上で愛を確かめ合っているカラスを視ると羨ましいなぁと思う自分がいます。
ニンゲンだと消火用の放水車(しかも大型の)から放水したくなりますけどね。

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