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国立競技場の「中」へ行ってきました

旧国立競技場の跡地にナンヤカンヤを経て建てられTOKYO2020大会(いわゆる五輪とパラリンピック)のメイン会場となった国立競技場。
スタジアムツアーを実施していると聴き、早速行ってみました。

まずは昨年末。

通常のスタジアムツアーに行ってきました。
入場ゲートの前で検温を済ませて予約サイトで申し込んで返信のメールからQRコードを係員に提示して入場。
入ってすぐに参加証となるバンドを装着しました。

まずはこちらに。

サインウォール。
TOKYO2020大会の陸上競技の選手達が書き残していったものです。
メダリストや日本の選手を含めて世界各国の選手達が書き残していきました。
つづいてフラッシュインタビューゾーンに入り目線に入ってきたのは。

TOKYO2020大会の聖火トーチ。
トーチの前で皆ポーズしながら撮っていましたね。
自撮りが出来るような仕組みもありましたけど。
(ま、独り身ゆえにそれはしませんでしたが)

そして次は

ロッカールーム。
広いなと感じましたし、各ブース毎にコンセントも設置されていたりと、何より木製ですので柔らかさを感じました。
普通ロッカールームって総じて無機質なイメージがありますから。
写真左に見切れていますがサッカー男子日本代表の歴代のユニホームが展示されていました。

そして

幌から外に出ると。

国立競技場のピッチが眼前に。
新しい国立競技場ではこの時が全く初めてでした。
感想は一言。
・・・大きい。
当然ですが20年前にフェアプレイフラッグを持って入った旧国立競技場よりも。

トラックには。


オリンピックとパラリンピックのエンブレムが刻まれていました。

続いてスタンドへの連絡階段で1層目のスタンドへ上がり、そこからのピッチへの目線を確認。
それから1階コンコースを通りエレベーターに乗ってこちらに。

4階展望デッキ。
いわゆる3層目のビジター側のゴール裏に当たるエリアになります。
それでもそんなに遠い感じはしませんでした。
むしろ日産スタジアムとか味の素スタジアムの方が遠く感じるなぁ・・・と。
ま、あちらは20世紀の発想で造られたスタジアムですし。

で、エレベーターで1階に降りてスタジアムツアーはお開きとなり、バンドに刻まれていたQRコードでアンケートに答えて記念品(この時はクリアファイル)をいただきました。

所要時間は私は30分くらいでした。
通常のスタジアムツアーは時間に縛りがないようですので粘ろうと思えば粘れるのかなと。


そして年明け8日にラグビー大学選手権決勝を3層スタンドから観ていました。
帝京がワセダをフルボッコにしていたゲームを。
まるで「花園」でAシード校と地方の初出場の公立校が戦っているような。
世間はラグビー大学選手権決勝を挟んで行われたサッカー高校選手権の準決勝と決勝だったんでしょうけどね。


そして昨日。
中央線快速電車の線路点検があって振替輸送に乗ってヒヤヒヤしつつも再び国立競技場へ。

VIP席や貴賓席が見学出来るツアーに行ってきました。
受付方式は同じですが、セキュリティーの関係で集団行動での見学スタイルとなっていました。
あとそのツアーの参加者である事を示すパスを常時提示するように言われました。(要は終わるまでパスを首からぶら下げておいてくださいねと)
時間になって点呼・案内員紹介・注意事項の説明の後にドアが開くと。


大谷石で造られた受付

1階のVIPロビーへ。
この日は早稲田駅伝なるイベントがピッチで行われていたそうで、通常のスタンドにはその関係者がいましたが、ガラスを1枚挟んでこういう世界があるんだなと。
まずはここで優越感に浸っていました。←小市民の証(苦笑)

そして、2階に上がると。

VIPエリアの観覧席。
2層目のスタンドにあたるところです。
シートもクッションが入って座りやすかったです。
で舞い上がってしまってたのか階段の幅のギャップで転けそうになりましたけど・・・。

そして観覧席から通路を挟んだ反対側には。

VIP専用のラウンジがありました。
全体的に木目調の柔らかい感じで日本のおもてなしを表現しているのかなと感じました。
ちなみに窓の向こうには東京体育館と代々木のドコモタワーが見えていました。
(その先の新宿の高層タワー群は視えませんでしたが)

そして、内装がとても凝っているエレベータで3階に上がりドアが開くとこれがお出迎え。

著名な書道家にお願いしたそうで、この方が1階のフラッシュインタビューゾーンにも書をしたためているそうです。

そして、こちらに。

貴賓室。
TOKYO2020大会では世界の来賓の方々がこちらで休まれていたそうです。
で見学者も座れますよということで椅子に座ってみました。
適度に沈むクッションが上品さを感じるのでした。
で、貴賓室から外に出てみると。

貴賓室エリアの観覧席。
見ても分かるように椅子の構造が違っています。

貴賓室からのピッチを見た感じです。
そんなに遠く感じません。

そして、貴賓室の横はこういうのが。

VIPルーム。
通常はスポンサー関係のゲストがここで観ているのだそうです。
実際にゲームによっては高額ながら一般に開放したそうです。
(案内員が説明したケースでは横浜FM対ローマの親善試合)
そういえば味スタでもその手のことをやっていましたね。
中にはそれに当たった方々のあるブースだけ違う意味で雰囲気違うぞ、みたいな感じだったのを視たことありますけど。

そしてこちらに。

貴賓室前のデッキ。
超VIPの方々が立つところです。

まるでVIPになったみたいな感じです。
この後業務通路を経て4階の展望デッキへ。
展望デッキ自体は2回目でしたので景色自体は見慣れたのですが、注目は屋根。

木材で屋根を支えていて、接合部に鋼材を使っているそうで、木材も交換が容易にできるようにモジュール化しているそうです。
そのためのメンテナンス用のカゴがホーム側大型ビジョンの裏に格納されていて点検とかでたまに使われるそうです。
普通のスタジアムツアーではそんな説明をしてくれませんから(その時は立哨しかしないようなので)、へぇとなりました。
昨年末は屋根までキチンと視てなかったぞと。

で、4階から1階へエレベーターで降りて(このルートは通常のスタジアムツアーと同じ)、外に出てお開きとなりました。
ちなみにVIPツアーではお土産にスタジアムツアー限定のトートバッグも付いてきました。
さすが通常のスタジアムツアーの倍くらいの料金がかかるだけのことはあると。
でアンケートに答えて今度はメモ帳をいただきました。
ちなみに私の時間帯は人数が片手で数えきれるくらいでしたが、その次の時間帯は片手どころか両手両足くらいのヒトがゲート前で待っていました。
案内員の方もコントロール大変そうだなぁと思いましたけどね。

あと私の時間帯では某Jクラブのサポーターさん(意識してるのかマフラーまでしてましたけど)が居て、熱心に説明員さんに聞いて回っていました。
ご立派なスタジアムをお持ちだと認識していますが、国立競技場だけは違うんですかねぇ。
ま、味スタは見下してると思いますけど。


というわけで、国立競技場の中を見てきました。
実はVIPツアーの方が設定日が格段に少なく、これを先に予約してから通常のスタジアムツアーを予約していました。
両方とも決して安いお値段では無かったですけど、それだけの価値はあるなとは思いました。
とりあえず、一般の客としてスタンドに入ることはこれからも多々あるでしょうけど、ゲストとしてVIPエリアに立ち入ることなんか永遠に無いでしょうね。
とりあえずはいつも神宮球場で夏のツアーファイナルを迎えているあのグループが今度は国立競技場でできれば良いのかとは思いますが・・・。
高いハードルかなと。
一応日産スタジアムでやってはいますけど、国立競技場でやれるかやれないかで箔の違いが出てくるとは思うのですし。


ちなみに味の素スタジアムを始めとする同様のスタジアムツアーには全然興味なかったですけど、国立競技場だけ視ておきたい・・・と思いましてね。
なお、SNSについては掲載しても大丈夫です(NGはありません)との確認を案内員から取っています。
広報も必死なんだなと。
一部の連中にガチャガチャ因縁を付けてられているとも聴きますし。
因縁の付け先が違うと思うんですが、理解しかねる正義欲に駆られた連中には豚の耳にナントカですし。

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