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DAY5 前彼から「(コロナ)大丈夫?」連絡がきた件について

正確にはDAY0に当たるタイミングだったのだが、昨日おとといと気絶するように寝てしまいカウントが飛んでいるので、間に合わせがてら記録してみる。

緊急事態宣言前、友人に昔の男から「コロナ大丈夫?」と連絡ががきたそうだ。明らかに人の不安に付け込んだ下心ありありの連絡だ。
そういった輩を【災害ワンチャン男】と命名して、ひとしきりメッセンジャーで盛り上がっていたのだが、宣言が出る直前、なんと自分のところにも来た。15年付き合った前彼である。
半年ほど何もなかったので放置していたが、やはりこっそりLINEをブロックしておくべきだったか。

「ひとりで大丈夫?」「なにか困ってない?」というニュアンスで(書くためとはいえ、わざわざ確認する気になれない)、これに私が「困ってる」とか「不安だ」とか、返事を返すとでも思っているのだろうか。
下心ではなく本気でただ心配しているんじゃないのか?と思う方は、↑の記事を読んでほしい。そうしたら、考えも変わると思う。

前彼は、危機的状況に頼れるような男ではない。もしそうだと、自分で思っていたのなら、笑うしかない。「○○に困ってるの」と言えば「どうすればいい?」と聞いてくるような男だ。
そんなこといいから、まず、別れ話の時の昼飯代を返してほしいんだが。あ、それから私物の送料も。

そもそも、別れて一年も経つのに、私が「ひとり」だと決めつけていることも笑ってしまう。
私の私生活に変化がないとでも思っているのか。悪いけど、何にもないわけでも、誰もいないわけでもない。仕事は地獄でも、私生活は実を言えば満たされている(だから狂わずに生きている)。

そんな満たされている私に、満たすどころか最後の一滴まで搾り取っていったような男から連絡が来ても、心は微動だに動かない。
が、仕事上の付き合いはあるので、無下にもできないので困る。自分の私心と仕事ぶりがイコールなる男なので面倒なのだ。
仕方がないので、超短文でLINEを返す。

「困ってること=仕事」(お前の送ってきた、くだらん問合せメール含めてな)

こんな冷たい返事でも、返事がきたこと自体が嬉しいのか、重ねて返事がきた。

「買い物、困ってない?」

お前は私より仕事、暇だもんな。
と、ツッコみたいのは我慢して、返事をいれる。

「備蓄済」

これは本当で、そもそも災害に備えて、うちにはトイレットペーパーも生理用品も、日常使う分とは別に保管してある。水も缶詰めも3日分は備蓄済み。だから買いだめとは縁がない。
ないのはマスクだけだったが、ちょうど緊急事態宣言前に手に入ったので、こちらも万全だ。
相手の返事は、一言。

「さすが」

これを最後に、私は返事を返していない。向こうからも来ない。

非日常化では、いろんなことが見えてくる。
冷たくする気もないが、うっかり仕事で優しくするのは、まだ当分やめておこうと、心に誓った。

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