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DAY8 コロナで昔の上司を思い出す

今週の在宅ワークでのささやかな目標は、ランチは近所の飲食店でテイクアウトをすることだ。
運動がてら太陽の光を浴びるため、そして自粛による売上減に喘ぐ近隣店舗のために、ささやかながら協力しよう思っている。意外に地元の店って、行ったことなかったし。

自分自身のウイルス対策は、出来ることするしかない。
以前も書いたが、在宅ワークが出来る環境で、すぐに経営危機になる会社でもなく、独り身なので、外に出ざるを得ない人たちの感染リスクを減らすべく、可能な限り家にいることが務めと思っている。
買い物の時はマスクをする。
そういう生活だ。

テイクアウトしたランチを食べながら、なぜか昔の上司のことが思い出されて仕方がない。
彼は地方支社のトップまでなり、10年以上前に定年退職した。
酒が好きで煙草が好きで女性が好きで賭け事が好きで、まあ典型的な昭和の会社員だったが、社員から絶大な人気と尊敬を得ていた。

得意先のクレームが抑えられなくなった時、彼はすぐさま先方に出向いて話をした。
部下のミスで会社に損害が出たときも、彼はすぐに本社に出向いて頭を下げた。
リスキーな部下の提案も、良いと思えば反対する声があろうとも、全力で手を貸した。
遊ぶように仕事をする人だったが、いざというときの動きは速かった。
そしてそんな時、彼はいつも笑顔でこう言った

「俺が責任とればいいんだろ?」

今こそ、この台詞が聞きたいものだ。
もちろん、会社ことではない。

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