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ヘーゲルまとめ part1

物自体とは、人間の経験を越えた事象のこと

神の実在の是非
時間・空間の有限無限の答
魂の不死について

これらは、人の経験を越えている事象であり
真偽を確かめることは叶わない
経験によって認識することができないのである

つまり、神はいるともいないと言えないし
時間、空間についても、
有限だとも無限だとも言えない
また、魂が不死であるかどうかも決められない

注意しなくてはならないことがある
それは、理性は思考の過程で二律背反に陥るということ、ジレンマに陥るということである
それは、自身の経験を越えたことを考える時に
しばしば起こる

カントは思考の限界について言及した
『純粋理性批判』において、
思考の限界を証明したのである

それに対し、ヘーゲルは
そのカントが決めた思考の枠組みを
破壊するものであった

哲学、思考は否定の連続だ
否定の連続運動なのである

思考の枠を取り払うもの

自分を明確に意識した精神
精神の本質的な形を意識すること
己の真実を知る精神


絶対知について、

思考を、知を、
自由自在に自己と世界を行き来させること

感情・感覚、生活上の利害、他者の思惑、
時代の嗜好、世の常識、
様々な権力・権威に囚われることなく、
惑わされることなく、
また、引きずられることなく、思考すること

冷静に客観的に現実の総体を捉え、知ること

これが、重要なのである


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