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後ろ向きなようで前向きな不満

もしかすると自分で変えられないことなどないのでは…?

龍崎翔子さんのインタビューを読んでいて考えた。彼女は子どものころアメリカを家族で横断していて、唯一の楽しみであったホテルがどれも似たり寄ったりなことにがっかりしたという。その経験が今のホテルプロデューサーという仕事につながっているんだとか。

自分がもった不満を解消する。たったそれだけのことなのに、それが仕事になるなんて。同い年というだけで感じていた一方的なライバル心が砂時計の砂のようにさらさら消えていった。代わりにこの人すごいなぁというシンプルな気持ちが残った。

たったそれだけのことなのに、それだけのことだからこそ自分の不満にちゃんと目を向けたことがなかった。


2018年。食べるものも住む場所も働く場所も性別さえ自分の意思があれば変えられるようになった。お金がないとか健康な体がないとか仕方ないこともあるのかもしれないが。それは一旦おいておいて(おいておいてっておいでおいでみたい…)一度でもとことん考えたことはあったかしら。

自分は何を不満に感じているか。
その不満を解消する方法は何があるか。

解決方法など「ない」。そう思ってしまえば自然とそれ以上考えなくなってしまう。だから解決策は無限に「ある」前提で。一度とことん考えたい。

小さい不満をはくならお風呂はすきだけど髪を洗って乾かすのはめんどうくさい。なんですてきな服はサイズが小さいの。なんで申し込みをするたびに住所を書かないといけないの。なんで京都の町はこんなに混んでるの。

あふれるあふれる。「やりたいことリストを書こう」「そのためにすべきことをリストアップしよう」とはよく聞くけれど不満リストは聞いたことがない。後ろ向きなようで実はめちゃくちゃ前向きなリストではないか。


ポイントは解決方法は「ある」と思い込むこと。京都の混雑を解決するためにできることが一市民のわたしにあるかはわからないけれど(笑)そこで考えることをやめないこと。なかなかいいではないか、不満リスト。


おわり

#日記 #コラム #エッセイ #日常 #大学生

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