美しい負け方の重要性

どんなものでも、負けるのは嫌なものだ。
負けたくはない。
悔しいし、イライラするし、落ち込んだりする。
トレードの世界は上がるか下がるかしかないので、思惑と逆に進めば負けとなる。当然だ。

損切りの手法でリスクヘッジをしても、
やはり負けるときは負けるし、
負けたら感情が動いてしまう。

勝つ時よりも、感情のコントロールが難しいのが負けた時の感情のコントロールだ。

ルールでは決めていても、
負けた時の感情はルールを安易に破ることを勧めてくる。

負けた時の感情コントロール、資金コントロール、行動のコントロールは
トレードにおいて最も重要なことなのかもしれない。

トレードには美しい勝ちと美しい負け。
ダメな勝ちとダメな負けがある。

ダメな勝ちはシナリオのない、偶然の勝ち。たまたま勝つ経験は悪でしかない。

美しい負けは全てシナリオ/ルール通りにもかかわらず、負けてしまった場合。

100パーセント勝てることは無いので、ある程度の負けは許容できないといけないし、許容するルールで回す必要がある。

基本的にルールに従ってトレードを続け、
勝てないのであれば、ルールが間違えているので、見直すべきは手法ではなくルールだ。

手法自体は勝てることが前提なのだ。

美しく負けるためには、
感情ではなく理性で戦うこと。
負けた時の感情のはけ口を作っておくこと。

負け方の美学を極めたトレーダーが
結果的に勝てるトレーダーになるのだ。

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