むすんでうみだすブログ

「むすんでうみだす」大学の社会人大学院生(教育社会学)。 自分に合う服を試着するように…

むすんでうみだすブログ

「むすんでうみだす」大学の社会人大学院生(教育社会学)。 自分に合う服を試着するように、自分のぼんやりとした思考に合う言葉を探しながら書いている、ただのことばの集まり。 それらこそが何かと何かとをむすぶ媒介であり、新たな何かをうみだすきっかけになる。

最近の記事

創発

時は弥生、啓蟄の候。ほだかが同期と共にご来寧。 この旅で得たことを言葉にして認知できるようにしておく。 今回の経緯 今回はほだかに加えて、面識のある方2名・初めましての方2名の合計6名の大所帯。 きっかけは昨秋にほだかが来寧予定だったがこられなかったので、リベンジマッチをすることになったこと。 そして、実は福井と奈良との間には意外と関係が多くあった。 福井は興福寺の荘園だったこと、奈良の修二会の行事「お水取り」で使われる水は福井・若狭の「お水送り」という行事で送られた水で

    • 青春とは心の様相

      この土日は自分にとって必要な時間だった。 春日若宮おん祭り 土曜日はたまたまお誘いいただき、春日若宮おん祭りに行った。今年でなんと888回目。888年途切れることなく続く、祭事。訪れたのは深夜0時から始まる遷幸の儀。 春日大社の若宮社の神様をお旅所の行宮へ移られるのを参列するというもの。 辺りの明かりは全て落とされ、静寂と月明かりのみが支配する。明るさも静寂も全ては自然まかせ。人間は文明無くして如何に無力か。 暗さに目が慣れると辺りがよく見える。星あかりの明るさに初めて

      • undercurrent

        長かった夏の終わりは早い。秋が季節を陣取って久しい。朝夕の冷え込みが心地いい季節になった。 社会人になってからというもの、コト消費やトキ消費にお金をかけ、情操を養おうと生きている。例えば無形のもの、ライブや美術館、博物館、映画、神社仏閣。時間をそれらに割いてみようとしている。 空いた時間があればライブか映画か美術館今日見た映画は「アンダーカレント」。別に批評したい訳でもなく、いつも通りに思考を吐き出す。 あらすじ アンダーカレントは真木よう子主演・「愛がなんだ」が代表

        • 眺めがいいね #福井旅4日目

          山城 福井滞在も4日目。今日は嶺北へ攻め入る兵になろう、ということでまずは道の駅とモンベルが併設されている越前おおの荒島の郷へ服の調達を。 モンベルではご当地Tシャツがあるので、雲海の中にそびえる荒島岳が描かれたをTシャツを購入。ほだかは穂高岳が描かれてたものを購入し、その場でしっかり着替えていざ参らん! 嶺北で最初に向かったのは越前大野城。 歴史は割愛するが、廃藩置県時に城郭は壊されたが戦後に再建されたらしい。 標高249mに位置する山城で、グダグダいいながらもしっか

          大きくなったね #福井旅3日目

          福井旅も3日目。満点の星空を見ながら振り返る。 むすんでうみだす ぼくをよく知る方はご承知の通り、ぼくは朝に弱い。ということで今日はゆっくり目にしてもらい、スロースタート。 今日は竹田でイベントがあるというのでメインを竹田においてくれた。その前に行ったのがEIGHT RIBBON。 公式サイトによると丸岡にかつて8社あったチロルリボン(ジャガードリボン)の工場は、2015年に閉鎖されたようだが、それを復活しようとされている。 今回、工場見学は叶わなかったものの、その前

          大きくなったね #福井旅3日目

          モラトリアム #福井旅2日目

          福井旅2日目 福井旅2日目は今いる坂井市から南下して嶺南方面に向かうということで一路嶺南へ。 まず訪れたのは三方五湖(さんぽうごこ)。福井県観光公式サイトによると とのことで、その絶景を眺めるためにリフトでいざ高台へ。湖と日本海を眼下に同時に収められ、非常に興味深かった。 というのも、昨日行った雄島あたりは典型的な隆起海岸なのに対して、今日の三方五湖は典型的なリアス海岸。 複雑に入り組むリアス海岸の海岸線を眼下に収め、その地理的特徴をまじまじとながめられたことは結構面

          モラトリアム #福井旅2日目

          幽霊の仕業 #福井旅1日目

          癖づく記録 本当はこの数ヶ月にあった有象無象の心の動きに言葉を着せ、記しておきたいところだ。 が、お盆休みを利用して福井に来てしまった。そう、皆さまご承知のほだかに会うために。 来てしまったからには以前のように福井で感じたことをまずは記しておく。 幽霊の仕業 時は8/10。 サンダーバードでいざ参らん、と思っていた矢先、出鼻を挫かれた。 台風6号のせいなのかなんなのか、強風が吹いていて湖西線が運休していて、琵琶湖線大回りでサンダーバードは一路福井に向かうとのことで、遅

          幽霊の仕業 #福井旅1日目

          無下と無碍

          この記事は2023-01-16 03:18:05の移載 皆々様、今年も何卒よろしくお願いします。 松の内ギリギリ滑り込みでセーフ。昨年は厄年だったものの恐らく平穏に過ごさせていただいたので、後厄の今年も気を抜かず過ごしていきたいところ。 そんなわけで今回は年が明けて最初に書く機会ということもあり、今年やらないことを記しておく。 「やりたいこと」ではなく、先に「やらないこと」を整理して、軸からブレないようにしたい。 ―――――――――――― やらないこと①:溜めない

          ぼくの大切な人たちのお話

          この記事は2022-12-05 04:58:13の移載 吸い込む空気が鼻腔やのどを刺激するくらい冷たくなって、吐く息は白くなった。 ほほをつんざくような朝晩の冷たい空気が心地いい。 暦の上でも「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」を迎え、大好きな冬が足音を立ててすぐそこまで来ていることがわかる。 (生駒高校、いい場所だね) それにしてもここ1~2か月はなかなか激動で、要所要所で息抜きしつつもしっかりOFFを取れていなかった。 受験シーズンを控えここから佳境が訪れるが

          ぼくの大切な人たちのお話

          自信の在処

          この記事は2022-10-17 04:47:54の移載 季節は移ろう。 どこまでも盛り上がっていた雲はたなびくようになった。 散歩のルートは金木犀の香りを探すように嗅覚で決まっていく。 刈りたての田んぼからは土のにおいを感じる。 五感を刺激してくれる、いい季節になった。 ただ、移ろうその速度を、ぼくは知らない。 急に季節が変わったように思わされるが、実は季節はゆっくりと移ろっていた。 空の青の深さも日々変わり、水色へのグラデーションを重ねていた。 稲穂は日々

          一緒に生きよう

          この記事は2022-07-09 02:40:05の移載 人間は諦める生き物である。 裏切られた時。挫折した時。 何をしても無意味な時。 立ちはだかる壁が高い時。 思いもしないことが起こった時。 と同時に。 人間は諦めない生き物でもある。 信じている時。夢をかなえたい時。 次こそは……と思う時。 乗り越えられそうな時。 思いが強い時。一縷の望みを抱いている時。 今日は一縷の望みを抱いて、諦めず祈った。 たまたま通った大和西大寺で「ドン、ドン」 と音を

          無知と恥と青い春

          この記事は2022-03-14 16:10:08の移載 サンダーバードの車内にて3日間を振り返り、 仕事へ向かっている。 RENEWへ行き、ほだかに会うための旅は 終わりを告げようとし、日常がこちらを見て 手招きしている。 今日は曹洞宗の総本山だという永平寺へ。 日本史は常に欠点だったので全然記憶にない。 木々が優しい雨を纏っている中、静かな境内を 見学する。境内はとても広く、荘厳だった。 天井や柱に凝らされた設えを見てほだかは 「今、これを作れる大工さ

          RE:

          この記事は2022-03-14 01:25:41の移載 福井の朝は、やわらかだった。 前に来たのは夏で暑さが厳しかったが、 日差しが柔らかく辺りを照らしていた。 昨晩見た銀世界はキラキラと輝いていて、 せせらぎの音が聴こえる。自然の息遣いが 聴こえることはこうも尊く愛しいものか。 今日は福井にきた2つの目的の内の1つである 持続可能な地域づくりを目指した工芸イベント と銘打つRENEWへ。楽しみにしていた。 そこへ赴く前に昨日イノシシが取れたらしく、 そ

          時空の旅の途中で

          この記事は2022-03-13 01:00:07の移載 僕は今、福井県坂井市竹田地区にいる。 数少ない、大学の大切な同期のほだかに 会いにきた。 彼は稀有な人で、僕が見えない世界を たくさん見せてくれる。 今日は、京都からサンダーバードに乗った。 度々トンネルを越え、広がるのは銀世界。 銀世界といえども、季節の移ろいは感じた。 流れる川の水量は増し、轟々と流れていた。 雪溶けが近く、水量が増しているのだろう。 冬から春への移ろいを感じられる、 この狭間

          教育とは何か

          この記事は2021-11-25 05:00:06の移載 本当は土曜日にブログを書こうと思っていた。 近況の中で感じたことを、極めていつものように。 温めていた卒業のことや、今、感じることを。 しかし、衝撃的なニュースが飛び込んできた。 愛知県弥富市の市立中学校で起きた、事件。 中3男子生徒死亡 逮捕の生徒 包丁を事前に購入し持ち込みか | NHKニュース【NHK】24日朝、愛知県弥富市の中学校で14歳の3年生の男子生徒が同学年の男子生徒に包丁で刺され死亡した事件で、殺

          齢、二十三。

          この記事は2021-06-13 22:43:02の移載 ぼちぼち社会人にも慣れてきて、あれよあれよという間に3ヶ月目。早いのか遅いのか。濃密なのか実は薄いのか。それは置いておいて最近感じたことの備忘録。  今日は「光」について。 ひかり、ひかる、コウ。読み方は3つでも感じ方は色々。朝の眩いものもあれば、夕暮れ時の包み込むようなもの、スポットライトのような鋭いもの、ピカピカ、キラキラ、いろんな形容の仕方があるのが、光。日本語ってすごい、1つの単語に無数の形容詞がある。所々意