FXノート「トレードが上手になるプロセスについて」

・FXはお金を稼ぐために始めるものだが、技術を学ぶ段階でお金を儲けることに執着しすぎると、トレーダーとしての成長を妨げることになる。

なぜならば、目の前の1回のトレードで、とにかく勝つことだけにこだわると、勝てば途中のプロセスなど関係なく、結果がすべてだと錯覚するからである。

そうなると、負けを認めることができなくなり、すべての勝負で勝とうとするため、結果的に損切らざるを得ないときには致命的な大損を被ることになる。

だからこそ、稼げる段階に成長するまでは、純粋に技術を学ぶことに意識を集中するべきで、長期的な視点に立つ必要があると強く感じる。

・スキャルピングの上達の仕方は、私の経験では次のようなプロセスをたどるのが一般的だ。

①最初は大きく負ける(人によりビギナーズラックがある)。

②通常時はあまり負けないが、相場が大きく動いた時などに定期的に大きく負ける。

③勝ったり負けたりを繰り返しながら、大きく負けることは少なくなる。

④勝ったり負けたりを繰り返し、ほとんど損益が変わらなくなる。

⑤勝ったり負けたりを繰り返しながら、月単位のトータルで少しずつ勝てるようになる

⑥一日単位で負ける日が減り、週単位でほぼ安定して勝てるようになる。

ちなみに、②のステージは、かなり長期間続くのが一般的で、②から③へに進むためには、ブレイクスルー(課題を打ち破る革新的な解決策)が必要だ。

読者のみなさんが、もし現在②のステージにいて、通常は「逆張りスキャル」でコツコツ勝ち続け、大暴騰、大暴落のたびに大損を繰り返しているとすると、おそらくブレイクスルーは「ヘッジ外し」や「うねり取り」になると思う。

決して簡単な道ではないが、ひとつ上のステージに進めるように、しっかりトレード技術を学んでもらいたいと思います。

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