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思いを言葉にすること

こんにちは。
高知で家族写真を中心に写真を撮っている
Shiori Hatakenakaです。
SNSでは、ごま塩という名前で
写真と言葉を綴っております。
(今まで出だしの説明文がなかったなーと
 今回は入れてみました)



今月の終わりに、
とある自治体さん主催の
『伝えるの根っこ』
というテーマの交流研修会で
ゲスト2人のうちの1人として
参加することになりました。


もう1人の方とは完全はじめましてで、
先日打ち合わせでご挨拶を。

やっていることはそれぞれ違いますが、
2人とも写真・文章・SNSを用いて
「伝える」を仕事にしているということで
今回のお声がけをいただきました。


その打ち合わせの途中、
何気ない会話のなかで

「畠中さんはSNSなど今やってることに
自分の思いを結構出しますよね?
それは何かあるんですか?」

と質問がありました。


その時は雑談程度に返しましたが、
帰りの車で改めて考えて
それは私にとっての「伝えるの根っこ」に
大事な話だなと思い、
ここに残しておこうと思ったのです。


________


SNSを始めた当初の投稿は
個人的にも、仕事的にも役に立っていた
県内の知っているお店の情報。

1.2年ほど続けて、
みてくれる方も増えた傍ら、
SNSが主流となって、
私以外にも情報を載せる人が増えてきました。

わたしが住んでいるような小さな地域でも、
SNSにどんどん同じような情報が増え、
私が載せる必要はないのではないか、
と、そう思うようになり、
景色や他のことなどを載せることが増え
投稿全体が少しずつ変わっていきました。


そのなかで
書くようになった自分のこと。

情報だけを載せていたときは
一方的なコミュニケーションの方が多く、
会話も続かないこともしばしば。

SNSだからこんなものか、
なんて納得しようとしていたのですが
人がやっているのだから、
そこはやっぱり大事にしたいなと。


たくさんある情報の中で選ばれるなら
「この人が載せている情報だったら」
と思ってもらうことが大切かなと思ったのです。


そうやって自分のことを少しずつ載せるようにして
一方的だったSNSでのやりとりが
少しずつ会話の続くコミュニケーションに
変わっていきました。

情報が減るなかでも、みてくださる方は
少しずつ増え続け

「畠中さんが載せてたから、」

そういってもらうことも増えました。


自分のことで書くことは
病気のこと、HSPという気質を知ったこと、
自分の考えてること、
写真を撮るようになって起こるできごと
などさまざま。

インスタのストーリーズで短めに、
これは残しておきたい、と思ったものは
内容の軽さや文章量に応じて
インスタの投稿とnoteと使い分けをしています。

いずれにしても、誰がみてるかわからない、
仲の良い友人でさえみていないような内容ですが、
自分のその時の気持ちの整理と思って
文章を残しています。


元々想いを言葉にするのが苦手で、
うまく口に出せない代わりに
文字や日記に残したり、
高校時代から自分でサイトを作っていたり、
としていました。

文章を書くことが少なくとも
嫌いではなかったので、
こうして今も、
SNSという媒体を使って
残せているんだと思います。



ふ、と忘れた頃、
過去にぽつりと残していた文章を見つけて
連絡してくれる方がいます。


多いのが、HSP気質の話。
「誰にも言えず、ずっと悩んでましたが、
記事を読んで初めて知りました」
「どんな風に対応してますか?」

そして、潰瘍性大腸炎のこと。
「家族が同じ病気で、」
「自分も難病です」


実際にお会いしてお話ししたことも何度かあります。


自分自身も時々、

これは自分だけなんだろうか、、、

そう心配になって孤独を感じてしまいます。

ネットで同じような症例を探してみるけれど
ネット上の知らない人の話じゃなくて
もう少しだけ身近にいる、
同じ境遇の人と話したい。

そう思うことがあります。

わたしだけじゃなくて、
そんな思い、きっとたくさんの人が経験している。
だけど、なかなかそんなことって
口に出すことは難しいんです。


だったら自分が出すことで
近くのそういう人に届いたらいいんじゃないか、
なんて。

自分の思いを言葉にすることは
勇気がいること。
怖いと思うことももちろんあり、
書いたあと、
一度第三者に見てもらうこともしばしば。

何度も何度も自分で読んで、
投稿したあとも見え方、読まれ方を確認して。

そうやって投稿を積み重ねてきました。


わたしの考え方を変えるきっかけになった
ストレングスファインダーの診断。
わたしの中の一番の資質は「慎重さ」
かつて、自分が一番ダメだと思っていた欠点が
長所でもあることに気づき、救われました。

人一倍慎重なので、
石橋は念入りに叩きまわって通りたい。

自分自身、
何かを選ぶときはできるだけそのことを調べ、
安心材料を見つけて選ぶようにしています。

私がたくさんのなかから
一つを選ぶときに思うように、

同じように、少しでもそれを発信している
その写真を撮っている、
その裏側にいる人をイメージしてもらえれば、
自分のような人にも
安心してもらえるんじゃないかと
そう思ってます。

もちろん出すことで、
よくない言葉が降りかかったこともあります。

やはり相手が見えなくても、傷つきはします。

そもそも出さなければ
言われることもなかったけど、
圧倒的に、思いを出すようにして良かった。

「この文章を読んだから会いたくなった」
「ずっと悩んでいたから救われた」
「あの記事が撮影を頼むきっかけになった」


そう誰かのきっかけになっていることを
少なからず感じているからです。



私が思いを言葉にすることは、
裏側の人間を知ってもらって、
安心してもらうこと。

知ってもらって、その上で選んでもらうこと。


意図的にそうするようになって
仕事を頼んでくださる方々は
本当に良い方ばかりです。

周りに集まってくれる方々に
本当に恵まれています。


ブログは財産になる、とよく聞きますが、
今すぐ誰かに読んでもらうというより、
必要な人が見つけるときにあったらよいものだと。

そういう意味では、
確かに財産だなーと日々実感。

続けてよかった、そう思えることです。



2019年に発覚した潰瘍性大腸炎とゆるく付き合っている、見た目はちきん・メンタルありんこHSP気質の元看護師です☺︎今は元より好きだった【言葉と写真】で活動してます。私の発信が誰かの励みになれば嬉しいです。みなさまのサポートは、今後の発信や活動に使わせていただきます。