小さい頃から文章を書くことが苦手だった
読書は好きだから文字が苦手なわけではない
でも文章を書こうとするとなかなか進まない

特に読書感想文なんかは死ぬほど嫌いだった
面白かった、勉強になった以外に書くことある？
本に出てくるセリフや、単語の意味を辞書から引用しながら
なんとかかんとか原稿用紙を埋めてた記憶しかない

なんなら今だって、もし読書感想文を書けって言われたら
あまりにも嫌すぎて大声あげて泣いちゃうかもしれん
いい年した大人なのに

小学校の時に交換日記やプロフィール帳が流行った
プロフィール帳は質問に答える形式だし、
コメントも一言で済むのでまだマシだったけど
交換日記はマジで地獄だった
小学生なんてだいたい同じスケジュールで生活してんだよ
特筆して日記にすることなんてねぇよと毎回思っていた

中学生、高校生になると今度は手紙の交換が流行った
ルーズリーフを可愛い形に折ったりなんかしちゃったりして
同級生だけじゃなく、先輩後輩ともやり取りがあって
めちゃくちゃ楽しかった反面、めちゃくちゃしんどかった

どちらかというと面白いキャラだったので
おもんないなと思われるのが怖かった

でも今振り返ると
交換日記も手紙もそんな思い詰めなくても良かったんだよな
テレビが面白かった、今日はこれを食べた、
この歌が好き、この漫画が面白い…とかとか
取り止めもない日常をどう過ごして何を思ったのか
それを知るためのツールなだけで
勝手に面白くあろうとハードルを上げて
自分の首を絞めていただけだった

今だって文章へたくそだって思われたくないって
怯えながら書いちゃってるもんな
そんなちんけなプライドなんて捨てちゃえ
人生はあっという間に過ぎちゃうよ

とりあえず毎日書くとか身の程知らずな目標を立てると
すぐに挫折してアカウントごと消しかねないから
書きたいと思った時に背伸びせずに書いていこうと思う

ここまで読んでくれてありがとう