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花譜とAZKiの物語〜レペゼンエンタスでAZKiが見せた一つの答え〜

先日9/22(日)にAZKi 3rdワンマンライブ「レペゼンエンタス」が開催されました。
そこで観た、花譜不可解に対してのAZKiちゃんの答え、そして二人の物語の第1章の終わりを感じた事を今日は書いていこうと思います。

花譜とAZKi

花譜ちゃんとAZKiちゃん、二人の物語の始まりは2018年冬まで遡る。
彼女達がVtuber活動を開始したのはほぼ一ヶ月違い。

花譜:10/18活動開始(10/16チャンネル開設)
AZKi:11/15活動開始

二人共、仮想世界が存在しなければ、出会うこと・観測することが出来なかったかもしれない歌姫達だ。

花譜ちゃんの動画のコメント欄に度々現れ、更には花譜オリジナル曲の歌ってみた動画を上げて名誉観測者として認知され始めるAZKiちゃん。
私の認識としてAZKiちゃんから観た花譜ちゃんは、超超超推しであり尊敬する人であり、ちょっと先輩。という認識があった。

花譜「不可解」というライブ

クラウドファンディングを秒速で達成し、8/1に開催されたライブ。
このライブを私はパブリックビューイングで観た。
そこでタイポグラフィを用いた演出、歌詞、曲、歌声。全てを合わせて、ただの言葉ではない、言葉を飛び越えたメッセージを叩きつけられた。

言葉は不自由だと思っていた、感情を100%表現することは叶わないから。
ただ不可解は、その時のありのままの花譜自身が伝えるメッセージを言葉だけでなく音楽として叩きつけることで100%に近付けた。それは今まで観たことが無くて、ただただ圧倒されてしまった。
そして花譜ちゃんのプロローグが終わり、これから物語が始まること。そう伝えられた。

そして、それをAZKiちゃんとチームAZKiは観た。歌声で伝えるメッセージの一つの到達点として観たんじゃないかと、私は思った。
それに対してAZKiちゃん、チームAZKiはどの様な答えを出すんだろうと思って、レペゼンエンタスを観ようと決めた。

レペゼンエンタス当日

9/22、ライブ当日。
会場の秋葉原エンタスは、これまでAZKiちゃんを初めとして様々なライブが行われてきた。しかし私がエンタスに行くのはこれが初めてだったし、AZKiちゃんのライブに行く事自体も初めてだった。
少し不安はあったものの、AZKiちゃんと開拓者と一緒ならなんとかなる気がしていた。

実際ライブを体感してみて。
そりゃもう、楽しかった。コール講座でやっていたコールはほんとにやるんだ!とか、Fake.×3でほんとに肩組みジャンプするんだ!とか初体験ばかりでめちゃめちゃ楽しかった。
そしてセトリや、ライブで歌う事による感情の込め方の違い、開拓者と共に歌って完成する曲。楽しかった反面、ボロ泣きさせられた。

特にアンコール前のCreatingWorldからアンコールでfrom A to Z、そしてAZKiちゃんがここだけの話。と開拓者に自らのことを語った後にアルバムのタイトルを飾る「without U」が本当に、本当に凄かった。

AZKiが伝えるメッセージ

これまでAZKiちゃんがリリースしてきた12曲、曲ごとに様々なメッセージが込められているものの、ピックアップするのはこの三曲。

Creating world
いのち
from A to Z

AZKiとはどういう存在なのか、仮想世界で生きる彼女のいのちはどんなものなのか、仮想世界で彼女が歌い続ける意味とこれまで歩んできた道のりはなんなのか。その様なことを表現した三曲だと思ったので、とてもとても好きだった。

そして、ライブで聴いた新曲の「without U
この曲は、Creating worldでありいのちでありfrom A to Zだと思った。from A to ZがそもそもCreating worldやいのちを踏まえて、その時のAZKiちゃん自身を象徴する曲だった。
without Uは、そんなfrom A to Zも内包して更に先の物語を描いていた。

君(開拓者)がいて、AZKiちゃんがいて、お互いにあなたがいなければ存在出来ない、意味が無い、今を共有している、みんなで到達する場所がある。そんなメッセージを強く強く伝えてくる歌声と、不可解を思い出す歌詞に込められたメッセージを強く伝える演出
これを見て私は、これがAZKiちゃんと、AZKiチームの出した不可解へのアンサーなんだと感じた。

いのちのライナーノーツには「ポジティブな共依存」という言葉が出てくる。

もう一つのテーマ“ポジティブな共依存”も
死生観の話と深い結びつきがあります。

「あなたが私の歌を聴いてくれて、応援してくれるから、
私は歌い続けられる。」

「あなた」と「私」の関係性はお互いの“生きる”にとって大切で、
たとえ周りの目は冷ややかだったとしても、
その熱はきっと生きる糧
になる。

without Uは、このお話の更に先を行ったと思った。
開拓者とAZKiちゃんはポジティブな共依存の関係でありながら、みんなでなら辿り着ける境地を見つけたと。
それはエンタスで1stライブから一緒に育って開拓してきたAZKiちゃんと開拓者だから見つけたもので、ああ…レペゼンエンタスだ…!と感じた。

さいごに

レペゼンエンタスを経て変わった事。
花譜ちゃんとAZKiちゃんについて冒頭で

二人共、仮想世界が存在しなければ、出会うこと・観測することが出来なかったかもしれない歌姫達だ。

と書いた。これに違いは無くて、でも今の形は少し違うんだなと感じた。
それがファンネームである観測者と開拓者に表れている様にも感じるのが結構面白いなと思った。

仮想世界があったから観測され、観測されることで姿を表した花譜ちゃんという存在。これからも観測者はその一瞬その一瞬だけの、今の花譜を観測し続けるのだと思う。

仮想世界があったからAZKiとして出会うことが出来たAZKiちゃんは、仮想世界に生きている存在だからこそのメッセージを探してきた。イメージとして最初は先頭を走るAZKiちゃんに着いていく開拓者だったが、段々とそれも変わり、これからは横に並んで一緒に走っていくのだと思う。

こうして二人が自身のワンマンライブを通して一つの答えを出した
それは花譜にとってはプロローグの終わりであり、AZKiにとっても第一章の終わりを感じさせるものだった。
これから先、二人とそのチームはどんな物語を描いていくのか、いつかその物語が交わってAZKiちゃんが限界に達する日は来るのか。楽しみにしてこれからも二人を応援していきたいと思う。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


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