見出し画像

【日記#18】ファースト・アドバンス【ウルトラ怪獣アドバンス 宇宙甲殻怪獣バザンガ】

俺が行く。(時候の挨拶)

朱上言です。


ウルトラ怪獣アドバンスの話!!!!!

させてくれやァ…!!



7/8より放送がスタートした新番組。
ウルトラマンブレーザー。

ウルトラの放送日は土曜ということで、同日に関連玩具が一気に発売された。

発売前からその圧倒的なクオリティを余すところなく宣伝され続けていたDXブレーザーブレスが目立つところではあるが、
今作ウルトラマンブレーザーの玩具シリーズにおいて、意外にもそこに肩を並べるほどに地味に大きな要素となってくるのが、
新たなソフビの商品ライン。

ウルトラ怪獣アドバンスだろう。

今回はその第1波(ファースト・ウェイブ)たるバザンガについて語っていきたい。

(ちなみに、朱上言は所謂『怪獣』や『ソフビ』というジャンルそのものへの知見は全くないので、もっと俯瞰で玩具として見た時の浅い話のみとなってしまうことを許してほしい。でも好きすぎるからめっちゃ喋るぜ。)


ウルトラ怪獣アドバンス バザンガ

7/8発売 税込2178円

ウルトラソフビが箱入りで発売されてる…だと……!!!!

という衝撃が真っ先にやってくるこの商品。
明らかに通常のソフビシリーズとは異質なものだと見てわかるが、いったいどのような玩具なのだろうか。


パッケージの背面を見てみよう。

フロント・バックビュー、ギミック説明なんかが掲載されているのだが、その左上にはシリーズについて大まかに説明された文章が載っている。

・"可動&変形ギミック"

・テレビと同じアクションやポーズを"再現"

説明文の中に書かれている2つの要素こそが、
従来のソフビシリーズとは一線を画す、このシリーズ特有のポイントだ。




早速中身を見ていこう。

中身はバザンガ本体のみ。
尻尾は分離された状態で入っているので組み立てが必要な仕様となっている。

まず手に取って感じるのはそのボリューム感だ。

パッケージにも記載がある通り、全高は15.5cm。
このサイズ感こそがウルトラ怪獣アドバンス特有のものであり、

「500サイズソフビよりは大きく、
DXソフビよりは小さい。」

という絶妙なバランスが売りとなっている。

実際に比べてみよう。

近年の500サイズ怪獣ソフビは若干小型化の傾向にあるため、
新しめ、かつ比較的スタンダードな体型のモンスアーガーと並べてみた。

明らかにスケールが違うことが見て取れる。

高さだけでなく「厚み」が別格に違うのが印象的だ。
また、少ないパーツ数で成形しなければならない500サイズソフビと比べ、
後述のギミックの関係もあって細いところを細く・出るところを出して作られているため立体としての精密度も高い。



ウルトラ怪獣DXとも並べてみよう。

DXの方がスケールが大きい。
比較対象のスカルゴモラがかなり大柄なところもあるが、
それを踏まえても尚、明確に着地させようとしているスケールが違うことがよくわかる。



ではこの一見中途半端とも取れる独自のスケールは何を目指してのものなのだろうか。


それはウルトラヒーローシリーズと比べてみれば一目瞭然だろう、

そう

ウルトラヒーローシリーズと合わせて違和感のないスケールとなっているのだ。


ウルトラ怪獣DXが基準としている、所謂「800サイズソフビの怪獣」はもともと同時期に展開されていた800サイズのウルトラマンと遊ぶことを前提としたスケールであるし、
「500サイズソフビの怪獣」はコスト面も考慮されてか最初からウルトラマンよりすこし小さめのスケールで作られているので、
真の意味で現行のウルトラヒーローシリーズ(500サイズのヒーローソフビ)とスケールが完全に一致する怪獣ソフビシリーズというのは、意外にも初の試みとなる。

全て並べてみると、どれが「しっくりくるサイズ」かは明白だ。

シリーズ説明の部分で述べた2つの要素のうちのひとつ、「再現」という言葉の意味するところは
"並べた時の納得感"であると言えるだろう。


「なるほど、じゃあウルトラ怪獣アドバンスは『ウルトラヒーローシリーズと』違和感なく組み合わせて遊べるのが売りなんだね!」


と、思ったそこのあなた。

まだまだこんなもんじゃァないぜ…!



ウルトラアクションフィギュアのウルトラマンブレーザーとの比較。

これはこれで合ってるんだよな。

すごくね?

肩の位置なんかは若干バザンガの方が低いため厳密にスケールが合っているというと少し違うが、
頭の高さがほぼ一致しているので、ウルトラヒーローシリーズとは打って変わって「玩具としてサイズが合っている」といったイメージか。

それもそのはず、
ウルトラ怪獣アドバンスはそもそも全長17.5mmのDXアースガロンとの遊びも前提として作られているのである。

アースガロンはUAFと近いスケールなので、必然的にUAFも遊びの射程範囲に入ってくる。


見てくれ、この違和感のなさ。

ソフビともウルトラアクションフィギュアとも違和感なく遊べるって凄すぎない?

しかも後発のアースガロンも絡んでくる。エグいて。
(ちなみにUAFはS.H.Figuartsとスケールが同じなので、実質的にアーツとも一緒に遊べることになる。)

ソフビより少し値は張ってしまうが、可動するウルトラマンと変形ギミック持ちの怪獣がブンドドできる環境が1話放送直後からあるのは凄まじい。




また、価格面でも非常に優れたバランス感で作られており、
この「DXより小さく500より大きい」サイズ感により、定価が税込2178円という絶妙な価格に設定できているのである。

税抜1980円ということで、家電量販店など割引の効く店舗だと1800円前後で購入することができる。


ここのところのウルトラ怪獣DXのほとんどが3000円を超える高価格商品となっていたこともあり、ギリギリ1000円台で買えるということのアドバンテージは想像以上の強みとなるはずだ。


ちなみに、後発の同シリーズ同価格商品であるタガヌラーは全高135mmと少し控えめなスケールになっており、
必ず全てスケールを合わせて出すというよりは商品仕様に合わせてスケールも適宜調整といったスタンスなのだろう。

実際、タガヌラーの方が足が分割されていたり塗装面積が広かったりする。



さて、ここまで他の商品との比較に重点を置いて語ってきたが、
ここからはこの商品そのものの魅力も見ていく。

ひとつの立体物として見た時には、冒頭で書いた二つの要素のうちのもう1つ、
可動&変形ギミックこそがなによりの注目ポイントとなってくるだろう。



劇中で披露していたのと同じように、通常状態からツノを立たせ爪を展開させることによって戦闘態勢へと移行することができる。


静止画だと若干のわかりにくいのでGIFで変化を見てみよう。

ギミックとしては少し地味かもしれないが、
実際手に取ってみると、このような一芸があるとないとで遊びの奥深さが格段に変わるのがわかる。

ニュージェネ10年目にして、少しでもソフビの玩具的な価値を高めて可能性を模索するための新たな施策が行われているところから"ウルトラマンはソフビを売るシリーズなのだ"という揺るぎない情熱と、それに向き合う強い向上心みたいなものを感じる。



そして、このギミックを実現する上で可動のために腕部分・ツノ部分のみが中身の詰まったパーツとなっていることによって副次的なメリットも生まれており、


この詰まった構造のおかげで非常にズッシリとした重量感を感じられる。

実際に重量系で計ってみたところ、
先ほど比較したスカルゴモラが216gだったのに対し、バザンガが227gであった。

この体格差を踏まえると相当の密度感であることがわかるだろう。

また、構造に加えて成形色や質感も変化が加えられており、
該当部分は本体よりも色が薄く、光沢が強くなっている。

「スーツがこういう色味だから再現出来ていて良い」ということではないが、この色味・質感の緩急によって確実に立体物としての深みが増していると感じられる。

また、中空構造ではなく中身が詰まっていることによってエッジの立った造形も可能となっており、
とくに爪の部分は触ると明確に鋭さを感じるほど尖った造形となっている。

すごいエッジ。



そして、僕がこのバザンガで最も好きなポイントが「目」だ。

パッケージなどで見えている方は所謂怪獣ソフビっぽいギョロっと覗くような視線なのだのが…


反対側はまっすぐに前を見据えた視線になっている。


そう、
左右で「視線の向き」が違うのだ。


ちなみに正面から見ると「向かって右側に睨みをきかせている」みたいに見える。
3面で全く表情が変わるということだ。

手元で確かめるとわかるが、向ける面変えるだけで大幅に表情が変わるのでめちゃくちゃ面白い。

変形ギミックと組み合わせて「非展開時はどこをみているともわからない目線」「展開時は怒って前を見据えている視線」と使い分けることもできてしまう。

目立つギミックだけでなく、こういった細かい遊びが仕込まれているところに新シリーズ特有の圧倒的な気合を感じる。



さて、ここまで長々とバザンガの魅力(というか僕に刺さったポイント)を語ってきたが、いかがだっただろうか。

ものすごく雑に要約するならば「ソフビとウルトラアクションフィギュアのあいのこ」みたいなプレイ感で、価格的にも両者の中間くらいを取っているためものすごく丁度いいアイテムだなといった印象だ。

後発のタガヌラーも発売となり、
更に8/26発売の第3弾、ニジカガチにはDXアースガロンを強化するためのユニットが付属するという新たな展開も見せている。

今年は立体物で勝負するぜ!という意気込みがひしひしと伝わってくる気合の入りっぷりだ。

ウルトラーヒーローシリーズやウルトラアクションフィギュア、そしてDXアースガロン、ひいてはS.H.Figuartsまで。
あらゆるシリーズと強く結びつく万能な玩具なので、
普段ソフビを買わない人にも是非手に取って欲しい。



今日の記事はここまで。
チンタラ書いてたら1週間くらいかかってしまった…。(その割に大して内容詰めれてないのがマジでチンタラやってた感を物語ってて恥ずかしい)
もっと早く書けるように頑張ります。


読んでくれてありがとうございました。
最後まで読んでくれた方は❤️スキボタンや各種SNSへの共有、感想コメントなど反応をいただけるとめちゃありがたいです。



↓前回の記事も是非

この記事で「次はキングコーカサスカブトだな!」みたいなこと言ったけど全然情報解禁されねえ、どうなってんだマジで。
はやく詳細知りたいよ〜〜〜!!!!!!



それでは、また。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?