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お母さんのイボ

今日お風呂で体を洗っていたら自分の腕にイボを見つけました。
イボを触りながら、そういえばお母さんにも腕にイボがあってよく触っては
嫌がられてたな〜と思い出しました。

母があんなに嫌がっていたのも今思えば
単純に嫌だったんだろうなとクスッとできるのですが、
子供の頃はそれが私自身の拒絶のように感じて寂しくなっていたのも
思い出しました。

子供は割と見たままが真実だと思うので、
目の前の人のその態度のまま
自分は好かれてる、嫌われてると判断するのだろうな。

そして子供は、一旦感じた感情を視点を変えて考えるという力が
まだ乏しいため自分自身が傷つくことを回避するために
転換することもできないんだろうなと思います。

私ももう大人で子供の気持ちをまるっとわかることはできないし、
もちろんわかったつもりでいても間違っていることもあるだろうし
そもそも一人一人違うので
子供、大人というくくりにするのも間違いかもしれませんが…

そう思うと、子供と接するときは慎重に、
そしてしっかり愛情表現をしていかないといけないなと思いました。

少し嫌がるぐらい私たちの中では普通かもしれない、
少し邪険にするぐらい私たちの中では普通かもしれない、
でもその私たちの普通が、子供にとっては大きな傷となり
人間形成において大きな障害になるのだろうなと。

逆に大きな愛を持って接すれば
それをしっかり受け取り一人の人間として堂々と成長していくのだろう。
その愛を返すべくまた誰かを愛していくのだろうと思いました。

子供は本当に難しくて
愛くるしい存在だと思います。
大切に寄り添っていきたいですよね。
もちろん大人も愛くるしくて寄り添いたいですよ…

今私はカフェにいるのですが、
お子さんが親御さんとお喋りする声が後ろの席から聞こえてきます。
本当に愛おしい。

お母さんのイボから学んだ出来事でした。

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