ラブストーリーは突然に
辛かったあの記憶も、
腹を抱えて笑ったあの瞬間も、
全ては今日のためにある。
そんな出来事に出会いました。
5月の、黄色く煙る東京タワーを背にした小さなバーで、未来について語り合う。
受け止めて、
反芻するようにもう一度投げかけて、
また密度の高い会話へと凝縮され、
やがて濃厚な時間へと形を変えていく。
大人にだけ許された、密かで、心踊る時間。
2人だけの秘密基地がどれだけ素晴らしいかだけに夢中になれる2時間半。
描いた未来図は果てなく広く、広げた翼はどこまでも私達を連れて行ってくれる。
同じ傷や想いを抱えた同士と時を同じくする幸運に感謝して、これからの可能性を肴に飲むフルーツサワーの、甘酸っぱくヒヤッとした感覚を感じながら
今日もほろ酔いで帰路につくのでした。
おしまい。
株式会社Beeworks→Fringe81(広告代理店)に在籍中。女性ファッション誌やDM、webデザインをやっています。小さい頃の口癖は「私強い子だから泣かないもん」