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乃木坂46のバスラレポート初日


5月14日、15日に行われたデビュー10周年記念ライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」に参戦してきた。
セトリはこちらから

https://twitter.com/nogizaka46/status/1526563862379896833?s=21&t=G1UNXZ9gSSqm9CzWn_mKyw

OGが出演した部分は良かったに決まっているので割愛させていただくとして、私が感じた乃木坂の変化、進化、未来を書こうと思う。

狼に口笛を
「マシンガンレイン」の衣装に身を包んだ29thSGアンダーセンター佐藤楓は綺麗だった。自身が座長を務めたアンダーライブを乗り越えて、存在感が増していた。コロナ感染がありながらも選抜曲「Actually...」の代打もこなしてきた。最後に選抜されたのは23thSG「Sing Out!」だ。復帰も近いと思わせてくれた。

命は美しい
17年東京ドーム公演で披露されたステージの上からのプロジェクションマッピングが蘇る。センターは遠藤さくら。初センターから約3年、昨年開催された「真夏の全国ツアー」のスピーチは記憶に新しい。彼女はデビュー当時から進化し続けている。長い手足を使ったしなやかなダンスと我々観客に命を吹き込むかのような表情。こちらのボルテージも上がり、ペンライトを握る力は次第に強くなっていった。ついさっきまではユニット曲「でこぴん」で「さくちゃんだよー」と可憐な一面を見せていただけに、表現の幅の広さに驚かされた。次世代エース、もうエースと言っても過言ではないパフォーマンスだった。

今、話したい誰かがいる
白石麻衣、西野七瀬のエース二人が務めた楽曲を3期生久保史緒里、山下美月のWセンターで披露した。イントロで山下が久保にニコっとしたのは双眼鏡から確認できた。実に微笑ましく、この二人は名シンメだと思う。久保が髪を切らない理由も山下に似合うシンメでいたいから。
2月に行われた「46時間テレビ」で「久保下」の絡みを久々にたくさん見ることができた。お見立て会の久保の髪型をイジったり、じゃんけんが弱すぎる山下をイジったり。同期の卒業もありながら歩んできた3期生は今やグループの軸となっている。「この二人なら、大丈夫」会場全体がそう思いながらこの楽曲を聴いていたはずだ。

きっかけ
全曲1番+大サビで構成されていたこのライブで、フルサイズで聴きたかった曲がこの「きっかけ」。昨年のドーム公演に近いAメロからサビ前までとCメロはメンバーのソロ、サビは全体歌唱だった。ドーム公演のCメロは久保史緒里と生田絵梨花が務めていた。アイドルの枠を超えた規格外の歌姫が卒業しても4期生柴田柚菜は完璧にこなす。配信で2度行われた4期生ライブ、乃木坂スター誕生と出演してきた仕事が全て味方した。これが「選抜・柴田柚菜」か。彼女の声がこれからの乃木坂46を守る。

太陽ノック
17歳の現役高校生の笑顔はまぶしすぎるほどだった。4期生筒井あやめがセンターを務めた。彼女も最年少から先輩となり全体ライブのセンターを任された。感慨深い。30thSGのセンターに抜擢されてもなんら不思議じゃない。そんな存在だ。

この楽曲の発売は2015年。初日の「2011ー2016」という区切りに「そろそろ終わるのか…」と意識させるものであった。(結果から言うとここでちょうど半分だったんだけど…)メインステージから花道からステージ全体を使ってパフォーマンスしていた。
私は花道の少し遠くから松尾美佑のダンスに釘付けだった。「46時間テレビ」で見せつけた運動神経は本物で、キレと跳躍力が他のメンバーと数段違っていた。そしてルックスも18歳にしては大人っぽさを感じる。今後注目したい。

絶望の一秒前
メンバー全員が揃うまで前途多難だった5期生が全体ライブで初の楽曲披露。あっぱれだった。センターの井上和の表情は一年目と感じさせず、一ノ瀬美空は本当に可愛かった。なんであんなに可愛いのか。すごい。本当に可愛かった。
彼女達は「夢を探している」途中。秋元先生の書いた詞にはどんな意味が込められていて、オーディション時どんな様子だったのか。前代未聞のお披露目前自粛を経験したメンバー、先輩に迷惑をかけたメンバーもいる。時間が解決するのはもっと先だろうが、加入前からの経験値が高くパフォーマンスに魅力があることは確かだ。

Sing Out!
オーケストラの演奏で聴く「Sing Out!」は豪華な初日の本編を締めくくるに最高の選曲だった。メインステージでの一曲。齋藤飛鳥の踏むステップにメンバーも観客も視線を集めた。
3列目の阪口珠美は満面の笑みで軽快に踊る。初選抜の思い出の一曲。3月の「29thSGアンダーライブ」で行われた全員センター企画ではこの楽曲を選びセンターを務めた。歌番組で選抜に欠員が出るとそこに問題なく珠美が入る。これは一朝一夕では身につかないスペックで、卒業した中田花奈も代打の苦労を語っていた。アンダーセンター時も「どこのポジションでも頑張り方は同じ」と述べる頑張り屋さんの選抜復帰が待ち遠しい。

2日目編に続きます。