3月19日好決算銘柄 ACN WOOF NKE OLLI

Accenture {ACN}
- 世界最大のコンサルティング、SIer企業。全世界50ヵ国、従業員数514,300で事業を展開。

- 売上高構成比率では企業に対するコンサルティング、システムインテグレーションが54%、アウトソーシング事業が46%。

- 地域別では北米が46%、欧州が34%、その他成長地域が20%。

- 売上高は70%はデジタル、クラウド、セキュリティ関連サービス(会社側はFY20時点では「The New」とこれら事業を括っていた)。

- 21/8期2Q売上高(米ドルベース)YoY+8%$12.09bil(予想$11.80bil)コンセンサス上振れ、上限予想$11.95bilを上振れ。

- 調整済みEPS $2.03(予想$1.89)コンセンサス上振れ、上限予想$2.04は未達。

- 地域別では北米売上高YoY+7%、欧州YoY+3%、その他成長地域YoY+6%。

- 産業別では資源(YoY-7%)を除いて全てプラスを記録。

- コンサルティングサービスに関しては価格圧力が圧力が生じていると1Qから述べていたが、2Qにも同様のコメントを継続。

- 地域別では北米、欧州におけるコンサルティング事業の利益率は向上 or 1Qから大差無しだが、成長市場にて利益率が低下している模様。

- 2020年8月にIPOしたDuck Creek Technology (DCT) 持分は$172mil(発行済みの16%に相当)。

- 持分適用方に基づいて10Qに計上した理由は同社がDCTに対して議決権およびビジネス上での影響を及ぼすことが出来るため。

- 21/8期通期ガイダンスを上方修正。売上高成長率YoY+4-6% → YoY+6.5% - 8.5%、EPS $8.02 - $8.25 → $8.32 - $8.50(予想$8.26)コンセンサス上振れ。


Petco Health & Wellness {WOOF}
- 米国最大のペットショップ「PETCO」を運営。米国全土で1450店舗を運営しており、オムニチャネル戦略を重要視していることが特徴。

- 売上高構成比率では44%がドッグフード・キャットフード、47%がペット販売、9%がサービス(ドッグトレーニング、グルーミング、スパなど)。

- 21/1期4Q売上高YoY+16%、$1.34bil(予想$1.31bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.32bilを上振れ。

- 調整済みEBITDA YoY+13%、$148.6mil(予想$139.6mil)コンセンサス上振れ、上限予想$150.6milは未達。

- 既存店売上高YoY+17%。

- 22/1期ガイダンスは売上高$5.25bil - $5.35bil(予想$5.24bil)コンセンサス上振れ、上限予想$5.25bilを上振れ。

- 調整済みEBITDA $520mil - $530iml(予想$499.4mil)コンセンサス上振れ、上限予想$524.9iml。

- 米ペット市場は総額$97bil。COVID-19前は年平均+5%で成長していが、COVID-19後にペットを購入した家族数が+4%増加した中で、市場規模の拡大ペースが加速するとことを推計する意見もみられる。

- 各店舗で年間70ヵ所獣医を設ける方針であえり、既存店への上乗せ効果は23/1期には2%にまで達すると会社側は想定。

- Chewy (CHWY)、Amazon (AMZN)などとの差別化を図るために獣医を含めたサービス事業の成長に注力。

- 2020/4の既存店売上高がYoY-10%台前半(LDD)だったので、4月以降の既存店ハードルは低い印象。



Nike {NKE}
- スポーツ用品世界最大手。6つの製品カテゴリーに注力しており、売上の95%をランニング、Nike Basketball、ジョーダンブランド、サッカー、トレーニング、スポーツウェアで稼ぐ。
- フットウェアが売上高に占める割合が60%、アパレル製品が30%、スポーツ器具が5%。
- 21/5期3Q売上高(為替変動除く)YoY+2.5%、$10.36bil(予想$11.01bil)コンセンサス下振れ。※下記売上高は全て為替変動を除く。
- フットウェア売上高がYoY-1%(前期YoY+8%)。アパレルがYoY-1%(前期YoY+7%)と前期YoYプラスであったのが一転マイナス。
- 北米売上高 YoY-11%、$3.56bil(予想$4.14bil)コンセンサス下振れ
- EMEA YoY-9%、$2.61bil(予想$2.98bil)コンセンサス下振れ
- 大中華圏 YoY+42%、$2.28bil(予想$2.03bil)コンセンサス上振れ。
- アジア太平洋 YoY-8%、$1.32bil(予想$1.46bil)コンセンサス下振れ。
- DTC事業売上高はYoY+20%、$4.0bil。売上高に占めるDTCの割合は38%にまで到達。
- EPS $0.90(予想$0.76)コンセンサス上振れ、上限予想$0.86を下振れ。
- 粗利益率 45.6%(予想44.4%)コンセンサス上振れ。
- 売上高 / SG&A比率 29.4%(予想31.1%)コンセンサス上振れ。
- 港湾施設での混雑とコンテナ不足を理由に製品出荷が3週間ほど遅れている一時的な要因がトップラインをミスした要因として挙げられるが、中国とDTC事業の好調がそのネガティブな影響をオフセット。
- トップラインをミスしたことが一時要因とみられる中で、利益率を維持できるか否かに焦点が集まろう。

Ollie’s Bargen Outlet Holdings {OLLI}
- 流れものの販売を主とするディスカウント小売店。
- 在庫調達を行っているバイヤーが型落ち製品や倒産企業などから調達し、デパートで売られている製品比で70%、マス小売店舗と比較すると20-50%のディスカウントで製品を販売。
- 取り扱っている製品の種類(SKU)は調達状況によって変動するが、家具、食品、本・文房具、床の敷物などが主となる。
- 21/1期4Q売上高YoY+22.1%、$515.8mil(予想$488.4mil)コンセンサス上振れ、上限予想$503milを上振れ。
- 調整済みEBITDA $92.1mil(予想$81.9mil)コンセンサス上振れ、上限予想$90.2milを上振れ。
- 既存店売上高 YoY+8.8%(予想YoY+3.2%)コンセンサス上振れ。
- 新規出店は4店舗、閉店は1店舗。期末時点での店舗数は388店舗のYoY+12.5%。
- EPS $0.97(予想$0.85)コンセンサス上振れ、上限予想$0.91を上振れ。
- $100milの自社株買い枠を確保。

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