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不老不死?寿命の定義は?

ベニクラゲとニホンベニクラゲは「若返り」する種として有名。 老化が進んだり、生死に関わるような強いストレスを受けたりした成熟個体や(未成熟個体)にも若返りが見られる。 肉団子状に退化した後に、ポリプに変化する。(生活史の逆回転)。無性生殖でありクローンとして同じ遺伝子が引き継がれる。 こうしたことからベニクラゲは不老不死と言われる。扁形動物のプラナリアも切断された場合クローンとして2匹のプラナリア に再生する。だが不死ではなく生息環境の悪化、餌の不足、捕食されることによる死亡は存在する。 池や田んぼなどに生息する刺胞動物(クラゲ、イソギンチャク、サンゴも属する)ヒドラ(ギリシア神話の怪物からちなんだ) も切り刻まれても全身が再生する。体中に万能性幹細胞が散在しているから。 不死ではにとは言えベニクラゲやプラナリア、ヒドラなどにとって寿命とはなんなのか?100万回生きたネコにも通ずる概念だ。 (2023年1月23日信濃毎日新聞、科学記事から引用要約編集) 腎臓は寡黙な臓器と呼ばれる。しかし尿をつくるだけでなく体の塩分濃度・酸素濃度を調整して魚類が陸上にあがるときに 欠かせない機能を支える根幹的な臓器。脳より先に生命に不可欠な存在。寡黙ながら知性があり未来予知まで行い来たるべき 危機に備えて準備もする。腎臓に限らず細胞には「本能」と呼ばれる太古からの記憶が埋め込まれている。 1つの個体が経験したことがないことでも「本能」という記憶で「あれは危ない」と判定できる。蛇は怖い、スズメ蜂は危ないなど。 同様に1つの個体としては人間に銃で襲われたことがないヒグマやツキノワグマも人間を恐れる。細胞レベルで人間は危ないと記憶が 埋め込まれている。細胞は経験知識をフロッピーディスクやメモリスティックのように明確に保存し子孫に伝える。そういう意味では プラナリアやヒドラやベニクラゲのように肉体は滅びても精神(記憶や感覚)はクローンとして引き継がれていく。 種が絶滅したら「その本能」も途絶えるため、生命体は「個」より「種」の保存を一般的には優先する。 ライオンに食べられそうになったとき子供は助けて自分は食われる親の行動がまさにそれである。 その本能が狂っている人も沢山いますが。

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