専門学校と養成所、どちらを選んだとしても、どこかの時点で必ず「自分が所属したい事務所」を選ぶ事になります。

養成所では無く専門学校を選ぶメリットは、専門学校を経由する事で、パイプがある事務所や養成所に「預かり所属などの特別待遇」や「養成所の特待生」として入れる可能性がある事です。声優のマネジメントを行っている事務所は沢山ありますが、専門学校を経由する事で、怪しい事務所に騙されるリスクを限りなくゼロに出来るメリットもあると思います。

専門学校では無く養成所を選ぶメリットは、最短距離でその事務所の所属を目指せる事と、専門学校経由に比べて時間とお金を節約できる事です。

もし仮に専門学校を経由して、一部費用が免除になるような合格を貰えたとしても、トータルの費用を考えると専門学校経由の方が何倍も費用が掛かります。

また、もし仮に「預かり所属などの特別待遇」で事務所に入れたとしても、声優業界で生き残っていける「実力」を身につける事が出来なければ、遅かれ早かれドロップアウトする事になるので、どちらにせよ「末路」は同じです。

専門学校と養成所、どちらを選択したとしても、成長できるか否かは「自分次第」です。自力で成長し、道を切り拓いて行くしか無いのです。「そこに入れば輝かしい未来が待っている」なんて事は無いし、成長なくして掴み取れる成功はありません。

専門学校に入らなくても、色々な事務所の説明会や体験レッスンに参加したりすれば情報を集める事が出来るので、集めた情報を元に「自分が所属したい事務所」を自分の意志で決められるなら、専門学校を経由せず養成所に直接入った方が良いかもしれしれません。

これを読んでいるあなたが「事務所に入る事」では無く「声優として活躍している未来」を望んでいるなら、前述したように「自分自身の成長」が必要不可欠です。メリットデメリットはそれぞれありますが、自分が成長できる場所で、且つ、経済的にも問題が無いなら、専門学校と養成所、どちらを選んでも良いと思います。

一番重要なのは「自分自身の未来と向き合い、目標を定め、突き進んで行く強い意志」です。そして、どんな選択をしたとしても頑張るのは「自分」です。

誰もあなたを声優にはしてくれないし、声優になれなかった時の責任も取ってくれません。