基礎ができてないだけ!

こんにちは、井上です。

昨日取り上げたこの本について、もう少し話していきます。

この本はフランス語を教えてる人に向けての授業で使ってるんですが、なぜフランス語の人に英語の文法書を使って授業してるかと言うと、それは簡単で、高校受験レベルの英文法できてない人が一から基礎を積み重ねられるような本がフランス語にはなかなかないからです(あるかもしれないけど、僕は今ぱっと思いつきません)。

フランス語の本は簡単な本と難しい本にわかれてるわけですが、難しいタイプの本はこの安河内さんの本に書いてるような高校受験レベルの英文法はある程度マスターしてるだろうという前提で書かれているわけです。なので、このレベルの文法がわからないときついわけです。

ちなみに、今教えてる人はフランス語B2レベルで、英検で言えば準1級とかそのくらいです。でも、いまいちできる気がないから井上の授業を受けることになったわけですが、結局やってみると高校受験レベルの受け身とか関係代名詞の問題が解けない。だから、フランス語の受け身や関係代名詞も解けない(フランス語はあんまり受け身使わないですが)。なので、伸び悩んでいたと。そういうことです。

なんでもそうですけど、やっぱり伸び悩む人は基礎ができてないし、そもそも基礎ができてないことが見えてないだけなんですよね。その人も、大学まで出て高校受験レベルの文法が出てないとは思ってませんでしたと言ってました。でも、何が基礎で、そこができてないことがわかると、後は簡単に伸びるので、年齢や今のレベルは気にせずとにかく基礎からやることかなと思います。

では!

井上大輔

追伸
第二言語習得理論をわかりやすくまとめた動画をプレゼントとして配布しています。外国語学習に悩んでいる人はこちらから登録ください!

高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr