フランス語が上達しないのはなぜか?

こんにちは、井上です。

今日も、フランス語を教えていて気が付いたことを話していきます。

いつも教えていて思うのが、フランス語で伸び悩む人は実は英語の基礎が抜けてることが多いということです。

どういうこと? 例えば、John loves Carol.をCarol is loved by John.に書き換えるとか、そういう作業ができないということです。たぶんこれすでにできてる人が聞くと、「こんなのできない人いるの?」と思うかもしれません。けれど、教えてるとこうした基礎が身についていない人はめちゃくちゃ多いなと思います。

なぜこうした知識が大切かと言うと、この辺りの知識が抜けてると、参考書見ても書いてることが理解できないからです。なので、単語を覚えて、後はその単語を探して、「ああ、こういう感じね」というふわっとした理解で終わり結果としての伸び悩むと…。

そして、フランス語の参考書は当然フランス語を扱ってるわけですが、ある程度英語がわかってる前提で著者も書いてるわけです。なので、さっきの受動態と能動態の関係みたいに、「英語とはいえこれはわかるっしょ」という基礎が抜けてると、フランス語の参考書に書いてることが理解できません。

で、多くの人は理解できないと途中であきらめます。でも、気合いが入ってる人は、それでも単語をめっちゃ覚えてなんとかしようとしますし、ある一定のレベルまではいきます。でも、max b2ぐらいで限界が来て勉強に挫折すると。

そうならないためには、フランス語を勉強してる人でも、英語の基礎は学んだ方がいいですね。

では!

井上大輔


追伸
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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr