TOEICやTOEFLのリスニングで満点を取る方法

こんにちは、井上です。

今日は、TOEICやTOEFLのリスニングで満点を取る方法について話していきます。結論から言えば、読解力や文法力を上げる+音声学について学ぶということになります。

まず、「読解力や文法力を上げる」ですが、TOEICだとこれが鍵になります。TOEICはリスニングの方が点数が出やすく作ってあるので、読解力や文法力がなくてもかなりの点数をリスニングで出せたりします。ただまあ、やはり満点になると、読解力や文法力がないと難しいですし、例え満点が取れてもリーディングの方で点数が伸び悩むから、結局900超えられなかったりします。なので、文法を学んだ方がいいですね。

TOEFLの場合はリスニングの点数が出やすく作ってあるということはないですが、内容がフォーマルなものが多いので、あまりに文法力がないとリスニングの文章を読んでも理解できなかったりします。なので、あまりにリーディングとリスニングの点数がかけ離れている場合は、やはり読解力や文法力を伸ばした方がいいでしょう。

じゃあ、どうやって文法力や読解力を伸ばすかですが、僕はTOEFL PBTの文法問題を解くのがいいと思います。

これが難しい人は、TOEIC対策のこの本などもいいでしょう。両方ともETSというアメリカのテストの会社が作ってるので、必要とされてる文法は似てるし、日本の学校文法と少し傾向が違うので、中学や高校英語の基礎を復習した後は、TOEICやTOEFLの対策本を使うといいです。

ちなみに、必要とされる文法力の目安ですが、個人的には関係代名詞がわかるかどうかだと思います。例えば、下記の文章において先行詞が何の働きをしているか理解できるかです。

  1. the girl that I love

  2. The girl that loves me

これを書き換えると1.は3.、2.は4.となるのですが、これが結構パッとわからず、質問すると訳を答えてくる人が多い。こういう人は自習しても伸びませんし、だいたいトンチンカンな勉強してます。逆に、この辺りがすらっとわかる人は、元々のレベルによりますが、学んだ分だけ着実に伸びていくことが多いです。

3. I love the girl.
4. The girl loves me.

まあ、この辺りは話すと長くなるので、別の機会に話すことにして、もう一つのポイントである音声学について話します。音声学というと難しく聞こえるかもしれませんが、平たく言えば発音記号を学ぶことです。TOEICであれば下記のような本で発音記号を学び、

この辺りの本で音変化まで学べば十分だと思います。

TOEFLだと、さらに一つ上のレベルまで音変化を学ぶといいかなと思います。TOEICに比べると、だいぶ音変化の割合が増えてくるので。

こういう知識を入れながらリスニングの過去問を解くと、なぜ聞き取れないかが自分で理解できるので、ただ単に慣れるだけよりストレスなく学習できます。また、スピーキングの練習では、自分の会話を録音して聞き直すことが必須ですが、その時にも音声学の知識があると学習しやすいです。

あと、既に英語がかなりできる人は、ネイティブの先生が教えてくれるyoutube動画を活用するのもいいでしょう。上記の本で音声学の知識を仕入れた上で、ネイティブの先生が音声学について英語で説明する動画を見ることで、さらに細かく学べます。

もちろん、これ以外にも過去問をたくさん解いたり、実際の英語に触れることが大切ですが、ただ、基本となる文法や発音の知識なしで大量に触れて慣れるだけで上達するのは結構大変です。特に、大人になればなるほど。

なので、最初に一度ルールを学んだ方がいいですね。

では!

井上大輔

追伸
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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr