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9月29日の日記。

9/29

今日もバイトをしてきた。私のバイト先はコールセンター(架電側)なのだけど、間違いなく日に日に殺伐味が増してきている。

2週間前まではチーム編成を決めて相手のチームに負けないように頑張ろう、みたいな空気だったのに今週は「アポ◯本取れなきゃ契約切ることになります」と脅し気味に店長に言われた。私以外の人も今日それを告げられたのでリーダーに任命されてるおばちゃんは声を張り上げていたし殺気だっていて雑談も気軽にできない息が詰まりそうな雰囲気だ。今日も一度も会話をしたこともない同僚が一人辞めた。

そんな日なのにたまたまアポを2本も取ってしまったので傍から見れば”クビになりたくないから頑張った人”みたいに映ってしまうんじゃないかと思ってとても気分が悪かった。だるすぎる。

結果を出しても出さなくてもそんなに給料は変わらないし、無駄に期待されて年上の方に「明日は3本取れるもんね!」と言われてしまった。勘弁してほしい。むしろまだ職場をクビになった経験はないし、クビになった日の気持ちを味わってみたいのでさっさとクビにしてほしい。

クビになってしまったらまた頑張らなくていい理由、頑張ることができない理由ができる。だって必死にやってるのにクビになってしまったらそれはもう仕方ないことだから。こんなふうに怠け者精神だけは一丁前である。まぁでも正社員の求人の応募に加えてまた新しいバイト先を探すのもまた面倒だな。

ああ、明日にでも辞めたい。でもクビを告げられてもみたい。バイト探すのも正社員の求人に応募するのも最高にダルい。なんだろうこの葛藤は。

とにかく頑張りたくない。しかし金もない。どうして人類はこんなに働かなければ生きていけないんだろう。働かずに生きていきたい。

最近は履歴書を書くのが苦痛だ。自分の顔写真と誇れもしない経歴と嘘ばかりの志望動機。しかもそれを何枚も書かなければいけないのがすごく億劫だ。応募のボタンを押せても履歴書を書く作業に移るとダメだ。嫌になる。

最近は辛いことから逃げるように本を読んで文を書いている。真っ白な背景に黒い文字。映画と違って派手なCGもない、バカでかいサウンドも名俳優もいないけれど、本の世界は大好きな映画には負けないくらいに無限に自由で、心が落ち着く場所だ。この世界で未だ出会っていない面白い作品はどこで私を待っているんだろう。

好きな作家の情景の描写とか単純に強い文章とかそういうものに「すげー!!」と語彙力0で感動するし、自分で文章を書いているとなんだこの下手くそな小学生みたいな文は。と軽く絶望できる。

文字の表現はその人の生き様が全て現れる。裸で感情をぶちまけながら全力疾走してるようなものだと思う。恥ずかしくて愚かでみっともなくて面白くて楽しくてハマる。最近はそんな気持ちで文字を読んでいるし文字を書いている。

もっともっと素敵な文に出会いたいし、素敵な文を書きたい。

今日もまた、寝る前にまた本の世界に逃げよう。眠くなったら目を瞑ろう。明日は良い日になるといいな。





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