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その2 「新たなる罠」

一つ目の罠にまんまとハマってしまったのですが、それだけでは終わりません。この後、何度も罠に引っかかるのですが一つ一つ思い返してみます。
失敗した~!っと今思えばそうなるのですが、当時のわたしには気付く余裕もなく、ただただ一時の誘惑に惑わされ続けます。
ただし、これも単なる一歩に過ぎないなど、世の中不安になります。

怪盗ロワイヤルから奇遇にも脱出できたわけですが、ここでの経験がもっとも悪影響だったと思います。

課金へのハードル撤去、これが怪盗ロワイヤルのしでかした大いなる罠でした。

怪盗ロワイヤルのサービス終了の告知の後は、このゲームに課金することはなかったのですが、気持ちは次のゲーム探しになってました。
同じブラウザーゲームを見ているとガンダム関係のゲームが始まって間もない状況でした。
ガンダム好きなものですから、ひょいって乗っかってしまいました。これが第二の罠とは知らずに・・・

気になるゲームのタイトルは「ガンダムトライヴ」

内容は、いろいろなキャラクターとモビルスーツを集めミッションをクリアしたり対戦するものでした。
このゲーム、βテストの段階から曰く付きで、多くのバグがあったり、ラグが酷くてゲームにならなく、本サービスが半年遅れるなど散々なものでした。
でも、ガンダムに冠の力は強く、根強いファンに支えられる形で本サービス開始となりました。
当然最初は無課金の範囲で遊んでいたのです。
ミッションクリアなどで図面やパイロットを集めていくのですが、モビルスーツ作成にとんでもない時間がかかります。

詳しく言うと、
ミッションを周回して図面をゲットするのですが、鬼のような低確率で100周して図面2~3枚とかザラでした。
ようやく集まった図面は、生産でモビルスーツを作成するのですが、この工程も低確率で、各種エネルギー配分の組み合わせで作成するけど、ちゃんとしたレシピはなく、運任せで作成です。同じ配分でも出来たり出来なかったりします。これを諦めることなく続けるのですが、この苦行を吹っ飛ばすくらい出来た時の快感は素晴らしく、脳汁吹き出しそうになるくらいです。
ただし、ようやく出来ても次は生産完了までの待機時間を待たなくてはいけません。
レア度が高いほど待機時間も長くなり、最大72時間と3日待たなくてはいけません。
「生産の低確率」と「待機時間による獲得待ち」この二つの苦行が成功した時の快感を誘発しており、このゲームの醍醐味となっています。

これらの苦行を経てモビルスーツがゲット出来るのですが、いかに早く、また出来上がったものによっては、ステータス違いのものもあり、その特性を生かすため複数生産する必要があったり、改造にて能力を向上できるのですが、その能力を得るのは運次第とか、一回の生産成功では終わりがありません。

これが運営の罠です。

巧みに難しさを演出し、レアリティの豊富さで必要数を稼ぐよう誘導するのです。上手いといえば上手いのですが、これらを回避するために課金アイテムが出てきます。

この後、崖っぷち人生の始まりになるとは思いも知れず、ガンダムの魔力に引きつけられ続けます。

次回、「ガンダムの魔力」
ご覧いただけたら幸いです。

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