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C;ON(シーオン)武道館への道 #8 がきおの「シノゴノ云わずファボります」 23.5.3.

「これがシーオンだ!」
This is "The REAL DEAL"!
C;ON(シーオン)が4月30日に披露した単独公演「7年目の決意」について(前編)

こんばんは。4月30日に開催されたシーオンのワンマンですが、あまりにも素晴らしくて、どこから切り取っていいのかわかりませんでした。

会場となった恵比寿ザ・ガーデンホールは超満員でしたが、そこにはfishbowlのファンとfeelNEOに熱を上げている仲間2人もきてくれました。

終演後は主現場の違う2人の感想を聞き、それに返しながら帰りましたが、これということを言った記憶がないです。感情がたかぶりすぎちゃって。

数日経ち、皆様のツイートを読み返しながら、感想を書いていこうと思います。

公式からアップされたセットリスト。最後は「道」、もしかしたら「偶然のかけら」かと思っていましたが新曲でした。
シーオンのバラードは素晴らしい曲が多いので悩ましいところ。「灯」も感動的でした。

練りに練られた構成

セトリをアップしましたが、各パートごとの展開、シーオン5人、バンドを交えた部分、ホーンセクションを加えた部分、と、そのセクションと曲のバランスが完璧でした。

アイドルが生バンドでライブをするとき、「この曲はオケのほうがいいな」と思うこともたまにありますが、このライブではそれを感じなかったし、ショートバージョンとフルバージョンのメリハリもよかった。

「もうちょい聴きたい!」という気持ちはなくはないですが、それはいい曲なので仕方ない。

構成上はなんの不満もなかったです。
とにかく作り込まれてる。

そして、多くのライブをこなしつつ、配信もおこないつつ、ここまで高めたメンバーには感謝しかありません。


個人的なマイナーな視点では、メンバー全員アカペラで歌ってくれたことと、ワンマンでは絶対強い!(と思う)「垂涎の的」を入れてくれたことが感謝ポイントでした。

オープニング「響け」の前のアカペラ。ここから各パートの位置に戻るときの、大一番が始まるというテンションが凄かった。大相撲で時間一杯になった感じといいますか。
みんなで歌える曲があるといいと思ってたのは、楽器が雨で使えないときの緊急手段になって欲しかったからです。


新曲の「Now or Never」はマイナーとメジャー、生楽器と打ち込み、懐古と前衛、クロスオーバーした曲に思えました。
ただ複雑なようでわかりやすい!
夏にもってこいの「戦える曲」で、「Noisy」のように育っていく曲だと期待が高まりました。

MVもカッコいい!

「Noisy」でしか得られなかった感情

ワンマンを終えて数日たって、

「Noisy」のラストでわけがわからない奇声を発していた。

とツイートしていましたが、その正体が摑めました。
似ているのは、サッカーや野球の大一番での勝利の瞬間の雄叫びです。好きだったチームが劇的なゴールやサヨナラ勝ちを決めたとき、「ヤッター!」なんて言いません。
「ウォーー!」なのか「ウワーー!」なのかわけのわからない声です。

「これがシーオンだ!」という愛佳さんの煽りが、勝利の瞬間でした。
今回のシーオンのライブには、初めてシーオンを観た人もたくさんいたと思います。そういう人は、自分たちよりも絶対客観視しているし、「品定め」「審査」という側面もあったと思います。
そういう目に対して「これがシーオンじゃ! 最高だろ! 文句あっか」というような感情でした。

落ち着いた今は、
「観てくださった皆様、本当にありがとうございます。もし、興味を持っていただけけましたら、まずは次のワンマンもご参加いただけますと幸いです」
これしかございませんので、よろしくお願いいたします。

感情移入したくなる、栞音さんの存在感

アイドルに1番求めるものは「物語」と即答する自分にとっては、このライブは「7年目の決意」というタイトルもあり、栞音さんの視点で観ていたと思います。

結成してからひとりまたひとりと辞めていくメンバー。「ラストチャンス」と意気込んでいたのに、「おくりびと」となるのはつらすぎます。
それでもシーオンを泥舟のようにとらえなかった栞音さんには尊敬に値します。

シーオンと出会って2年の自分は、結成1.2年目の空気感はわかりませんが、栞音さんと愛佳さんの絆が支えていたのでしょう。

ヴォーカルだけ2人いるのに分裂せずに融合していたのが、C;ONのC(Core)だったのかもしれません。

昨年は涙のMCもあり愛佳さんの5年を考えましたが、今回は栞音さんの6年間を思い浮かべた気がします。

【下のリンクについて】やままるさんの振り返りツイートはいろんなことを教えてくれました。これを読むことでライブのテンションもさらに高まったのは確実です。
愛佳さんも、最後のSHOWROOMで「やままるのツイート読んで!」とPRするほどでした。運営さんが変わっていたことや、キャプテン制度など知らなかったことがたくさんありました。


具体的な「決意」はなくとも

今回のライブ、実は「◯◯をやります!」という公約のような決意はなく、「今年1年を勝負の年と位置づけて全力で駆け抜ける」という「気合い」を表現したものでした。

シーオンを初めて観た人も多いと思いますが、そういう人にも「シーオンは上を目指すのにふさわしい」「武道館を絵空事にしない」という決意が伝わったと思います。

そこには悲壮感がなかったのも、素晴らしい余韻に浸る要因でした。

次のワンマンへの期待

もうひとつ自分の期待に応えてくれたところがありました。
それは、

「ワンマンのときに次のワンマンの告知をする」

ということです。

少しずつでも現状より高い目標を設定してクリアしていくのは、成長を期待するグループとしては必須だと思うからです。目標がインフレしすぎると大変ですが、それがメンバーもファンもモチベーションになると思います。

なにより告知をするなら、多くの人を集めて素晴らしいライブに触れたところが1番効果的だからです。

次回は今回決まった「Zepp SHINJUKU」でのワンマン。

怒濤の告知ラッシュからみえる23年のシーオンについて記していこうと思います。

他にも無銭ライブや品川でのツーデイズなど、情報盛りだくさんの告知でしたが、運営体制に変化があったことが1番気になるところです。

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