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#発信をためらっている君へ—発信によって起きた大小の奇跡—

音声プラットフォームのVoicyで、ハッシュタグ「発信をためらっている君へ」が取り上げられていたので、それをそのままnoteに持ってきてみました。
面白そうなお題なので。

というわけで、今回は直接美術に関わる話ではありません。いつもの学芸員コラムをご希望の人は読み飛ばし全然OKです。

私は前から「発信をすること」そして「発信を続けること」を推奨してきました。自分自身いまもこうしてnoteで発信を続けています。

思えば、私は学生時代から今にいたるまで常に何らかの発信をしてきました(振り返って気がついた)。仕事でも何でも無いのに、これは性(さが)のようなものかもしれません。
なので、発信したい人はほっといても発信することをよく知っています。ただ記事タイトルのように、発信に興味はあるけどためらっているという人もいるでしょう。

ここではそんな人に向けて、私の実体験をもとに発信の力を語ろうと思います。発信という行為が思いも寄らぬところまであなたを連れて行く、そんな可能性があることを知ってもらえればいいなぁと。

この後、具体例をたっぷり述べるので、先に本質的なこと(結論)を書いておきます。

発信をするということは、不特定多数の人に情報を届けるということです。
さらに発信を続けることであなたの情報に触れる人の数は、その期間が長ければ長いほど指数関数的というか複利的というか倍々ゲームのように増えていきます。
そうなると必ず発信当初は予想もしていなかったことが巻き起こるのです。人と人が(たとえネット上の情報を介した状態でも)出会えば、そこに何かが生まれるからです。
私が面白いと思うのは、発信を始めてみないことには何が起きるかは決して分からないという点です。
でも、間違いなく発信をコツコツ続けていれば、今とは違う場所へとあなたを連れていってくれるのです。そしてそれは他の誰でも無くあなたの行動によって導かれたものなのです。そう思うと、ワクワクしませんか?

では、ここから私がどんな発信をして、それぞれどんな未来につながったか、語りたいと思います。あくまでサンプル数1の個人的体験談ですが、その中になにかヒントがあるかもしれません(何も無いかもしれませんが)。


懐(笑)!!!ブログより前のホームページ自作時代

こんな話をすると、自分がとんでもない長老になった気分がしてきますが、思えばブログなんて言葉がない時代から私は発信を始めました。
ホームページビルダーとかのソフトを使って、ポチポチと簡単なHTML言語で作る牧歌的なホームページの時代です。

始めたのは大学生の時ですね。ホームページというものを作ればインターネットで全世界に発信できるということを知った私。
そもそもが小学校の時、学級新聞を作ることに異様に快感を覚える子どもだったので(なんか自主的に作ってた、笑)、その興奮を思い出してとりあえず作ってみることにしました。

さて、何を発信しようかと考えて、最初は自分語りコラム(恥)を書いてみたり、落書き的なイラストを載せてみたり、試行錯誤の結果ひとまずたどり着いたのが、

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