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“私は言語化したい欲求が強い。”江國香織が語る『川のある街』。


坪田譲治文学賞、山本周五郎賞、直木賞、川端康成文学賞、
谷崎潤一郎賞などを受賞。
さらに詩作、海外の絵本の翻訳も多数手がけ、
幅広い分で活躍を続けている

江國香織、最新刊『川のある街』(朝日新聞出版)

「川のある街」
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 原稿用紙100枚の中編が3つ収められている。

それぞれの物語には、
子供、動物(カラス)、妊婦、旅人、歳を重ねた女性らが登場。
それぞれのささやかでありながら濃密な日常の出来事、暮らしが描かれている。

今回も江國ならではの美味しいシーンも描かれ
そして、全て物語に“川”が流れている。

この物語執筆のあとさきについて
そして大好きだという水について。

“全体を通して人の一生みたいに読めたらいいな。”
“取るに足りないディテールを描くのが好き。”
“私は言語化したい欲求が強い。”
貴重な朗読もあります!

じっくりとお聴きください。
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江國香織
1964年東京生まれ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞。以後、坪田譲治文学賞、紫式部文学賞、路傍の石文学賞、山本周五郎賞の受賞を経て、2004年には『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。さらに島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞を受賞後、2015年には『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。著書に『抱擁、あるいはライスには塩を』『なかなかくれない夏の夕暮れ』『物語のなかとそと』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』など。

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