蒲田健の収録後記:穂村弘さん

「云われて初めて"あ、わかる"と思うけど云われるまでは言語化できない、

そのラインを超えたい」

穂村弘さんの指摘する短歌の可能性。

それは物事の本質を見出す、予定調和の切り崩し、ズラし。

31字という強制力があるが故に不純物は取り除かれ、

作品は言葉のタイムカプセルとしての永遠性を持ちうる。

万葉の古から現代まで脈々と使用され続けているこの短歌という

フォーマットのポテンシャルは伊達ではないのだ。

過去に色々とモノにならなかったモノを持っている、

しかもそれが私的であればあるほど、良い歌を詠む素地がある、

という指摘にも勇気づけられる。詠むべし!

P.S.

収録後、半蔵門駅にて。降りるのは急行停車駅なんですが。

「混み合っていたので急行避けたけど 次が準急、その次回送」

極めて私的に哀しかったです。

「今後、この〆は短歌の形式でやってみようと思っています」(←一応31字)


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