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なんだかもう「地方創生」じゃない


こんにちは。富川屋の富川です。

長い冬を越えて、岩手の山々もすっかり緑となり風景に色が戻ってきました。この春で東京から岩手県遠野市に移住して6年目となりました。「ローカルプロデューサー」歴も6年目です(名乗り始めたのは2年前)。

東京の広告会社をやめ、ローカルに拠点を移して久しいですが、最近思うことは「そろそろ地方創生じゃないよね」ということ。

どんな意味だろうと思われるかもしれませんが、2015年に使われ出した「地方創生」という言葉は、どうしても東京が上・地方が下という構造の中で、東京から地方を見た言葉であり、そこにはややネガなニュアンスも内包されてる気がします。当然、経済規模や人口では地方は東京には敵いません。遠野は、東京23区より面積は大きいものの、人口は26,000人。実に東京の460分の1です。


一方で、最近思うのは、
「創生しないといけないのって、どっちなんだっけ?」ということです。

というのも、この数年ローカルで面白い事例や素晴らしいプレーヤーが増えており、実際、大手企業からローカルプレーヤーへの新規事業や人材育成などの相談も実に増えています。僕も何社かコンサル的に関わらせていただいております。

富川も取材していただきましたが、この本では全国のユニークなプレーヤーが紹介されています。尊敬するローカルの先輩方・同志がたくさん載ってます(編集者に名を連ねる福岡の桜井祐さんはもっとも尊敬する編集者の一人です)。

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また、最近の僕自身の実感値として、グローバルへの道が拓けてきてる感覚が強くあります。これは全く意図したことではなく、ひたすら遠野や岩手でローカルの文化や歴史を掘り下げていった結果、なぜか逆のベクトルにあると思っていたグローバルの方から注目されたり、声がかかったりしているのです。昨年始めたプロジェクトがきっかけではありますが、現在、外国人の写真家さんや、インターナショナルスクールや大学の方々、NYに住んでらした映画監督さんとやり取りさせていただいており、今年から来年にかけて幾つかプロジェクトの発表が控えています。

このローカルを掘り下げると、グローバルに拓けていくという不思議な現象。これを某国際的な大学の観光学部・学部長さん(中国人の方)に話したところ、「それはその通りです。なぜならば、グローバルではオリジナリティのあるエリアほど惹かれるし評価されますからね」と教えていただきました。なるほど。

ここ1年ぐらい、こんな流れの中にいるので、もはや東京を経由せず、ローカル to グローバルのルートができてるよな、と思うわけです。(むかしグローカルという言葉がありましたっけ)

なので、そんな中、「地方創生をやってるんだよね?」と言われると、違和感しかありません。別に「地方創生」を目的としてやってる訳ではなく、ただただ純粋にフラットに見て、今の時代で面白いこと・可能性のあることをやってる感覚なんですよね。それがたまたまローカルだっただけで。



もちろん大事なこととして、ローカルの情報は入手しづらいので、単純に知らないだけという方も大勢いるかと思います。僕も移住するまでは地域のことは全くわからなかったので、それは仕方ないとしても、今ローカルで起きていることを知り、(無理のない範囲で)人に会い、状況をキャッチアップしていくことは今の時代必要なことなんじゃないかと思ったりもします。活用されていない資源が豊富にありますし、目を向けるだけできっと面白いですよ(ローカルのプレーヤー同士はかなり横で繋がってるので聞かれれば色々ご紹介もできます)。

※今回、別に東京と地方の二項対立で語りたいわけでも、東京で働くことをディスってるわけでもないのですが、地方創生大号令の6年後の2021年、地方で活動するプレーヤーのリアルな感覚をお伝えできたらと思って筆を取っています。

なので、もうそろそろ「地方創生がしたい」という人じゃなくても、普通に面白い仕事がしたいって人がローカルに入って良いと思うんですよね。面白いし意義を感じられる仕事や舞台がたくさんあると思います。
(ちなみにローカルで仕事ができるかなぁと心配な方、ローカルでの仕事の作り方は「移住する」ということが最大のソリューションです。その地に実存することが安心感につながり仕事につながります。心配するより移住した方が早いんです。不思議なんですが。この話はまた別のところで)


あと、ちょっと横道にそれますが、「地域活性がしたい!」と言って相談に来る大学生も多いですが、地域活性はあくまで結果なので、どんな手段で何を持って活性させるか(そもそも活性て何?)、そこを考えてもらえるといいと思います。

また、地域活性を勉強してきたからと言って活性化できるとは限らず、僕の主観ですが、ローカルで求めているのは、地域活性を勉強してきました!という人よりも、デザイン、IT、経営、、なんでもいいですが、何か技や武器を持ってる人かなと思います(あぁ自分には武器がないと思った営業の皆さん、その営業スキルだって立派な武器ですよ。企画書や書類が書けるていうだけでも技です)。

なので、一概には言えませんが、あえて全然違うキャリアを歩んでいる人の方がローカルに入って活きるんじゃないかと思ったりもしますね。ちょうどそんな話も前述の観光学部・学部長(中国人の方)とも話していました。観光学部の就職先だからって、今はもう大手観光会社だけじゃないですよね、と。学部長も「そうなんです!」と強く共感されてました。
(ちなみに、遠野では、遠野醸造の袴田大輔くんは元ユニクロ、Brewgoodの田村淳一は元リクルート、IWATE, The Last Frontier.の共同代表の多田陽香さんは元IT会社です。富川も広告畑出身ですし、別に地域活性の勉強をしてきたわけではないです。※別に大手の会社出身者だけを強調したいわけではありません)




少し横道に入っちゃいました。

以上、かなりとりとめもない話になりましたが、最近ちょっと頭に浮かんだテーマだったので、バタバタと書き記してみました。あんまり校正はしてないので、文章はチグハグですがお許しください。



もう地方創生という言葉はどうでもいいので、シンプルに面白い仕事をやりましょうね。


それではまた。

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<お知らせ>

富川屋のWEBサイト リニューアルしました!
実績・コンセプトも大きく刷新しましたのでぜひご覧ください。ちなみに、絶賛1名プロデューサー候補を募集しています。興味ある方はぜひご連絡いただけたらと思います。

https://www.tomikawaya.com
info@tomikawaya.com

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