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僕が思う、良い就活・良い転職【我究館 館長「ふじけん」として】

【やりたいし、できる!の状態】

キャリアデザインスクール我究館では、30年以上の歴史の中で、たくさんの就活生や転職者を見送ってきました。
僕が館長になってからも、キラキラとした豊かなキャリアを歩んでくださる卒業生をたくさん見てきて、そんな風に新たな人生をスタートさせる人にはある共通点がある事が分かりました。

★笑顔で素敵なキャリアを歩む人達の共通点
①「なんか違うな」という違和感がない
②何のために頑張っているのかが明確で、自分の意思で主体的に努力できている
③自分のやるべきことに熱中し、自信を持っている

そんな人達でも、我究館にいらっしゃる前は、こんな状態でした。

★キャリアに迷い、行動を躊躇している人の共通点
①何かをするとき、その都度「なんか違うな」という違和感がある
②努力の方向性が曖昧だったり、主体的に頑張ることができない
③自分のやるべき事に消極的で、不安で手が動かせない

つまり、良い就活・良い転職をした後、キラキラと輝く人生を歩む皆さんは、
「やりたい事が分からない、できそうにない」という状態から、
「やりたいし、できる!」という状態になっているということです。


【どうやれば、そうなるのか?】

我究館でコーチングを受け、仲間と共に切磋琢磨し、「やりたいし、できる!」の状態になって巣立っていく皆さんは、どんなプロセスでそれを実現しているのでしょうか。
それには、大事なことが6つあります。

1.自分と向き合いながら自分の本音の理想状態を言葉にする
「自分の本音」というのが、大切です。
我究館で過ごす皆さんは、徹底した自己分析の結果、「自分の本音に気づけた!」と言ってくださいます。
人は大人になるにつれて、思ったことをすぐには口にしなくなります。
そして、集団に合う自分を演じ、誰かに言われたやるべき事をするようになっていくものです。ただ、社会はそうでない人を求めています。

自分自身が意欲を持って始めたことを、責任を持ってやり遂げる人が「採用」されます。
学校や会社で「集団に会う自分」を形成し、いつしか他責思考になった人は、就職や転職も思うように上手くいかず、それでもどこかに所属しないといけないので、「なんか違うんだよなぁ」「まぁ命令されたからやるだけだし」と、仕事と自我を切り離して過ごしてしまいます。
これでは、「やりたいことないし、できない!」になってしまいますね。
徹底した自己分析で、「自分の本音」を出すことから始めましょう。
そうすることで、自分が本当にやりたい事、目指すものが明確になります。

2.抽象的な理想と具体的な選択肢
「やりたい事」は抽象的なもので全くかまいません。
僕のやりたい事のひとつは、我究館を運営する株式会社ジャパンビジネスラボのミッションである「人々の人生を輝かせる」ことです。
とっても、抽象的ですね。
しかし、僕は毎日、コーチとして、館長として、『絶対内定』の著者として、仕事をしています。
それらが、僕にとっての具体的な選択肢です。
前職の青年海外協力隊の活動を終え、帰国し、我究館に出会った時、僕の抽象的な理想と具体的な選択肢が一気に合致しました。

3.時間軸を意識しながらその選択肢をどう選んでいくのかを考える
日本は先進国であり、まだまだ豊かな国なので、仕事には様々な選択肢があります。
仕事以外にも、人生の歩み方として、たくさんの選択肢があるほどです。
しかし、時の流れは早いもので、歩みを止めていると、どんどん年を取っていきます。
その間に、テクノロジーは進み、社会の仕組みは刷新され、なんとなく思い浮かべていた「やりたい事」がさび付いたり、曖昧になっていくことも多いです。
年齢をベースに、時間軸で計画を立て、自分を変えるための選択肢を「これに決めた!」と選んでいく姿勢が大切です。

4.選択をするには、自分の課題を明確にすべき
自分の「やりたい事」を「できる!」に変えるためには、そのための自身の課題を明確にし、クリアしていく必要があります。
「学校教育がやりたい!」「自分はできる!」と思っても、教員免許を取得しなくては、ありたい姿を描いたまま、時間だけが過ぎていきますよね。
あらゆる仕事には、必要な資格やスキルがあります。
そして、必要なマインドセット、必要な人格があります。
それらに関する自身の課題を明確にし、理想と現実のギャップを埋める努力をしていきましょう。

5.困難な状況でも、なお挑戦したいと思うかを自分に問う
これまでの人生、スムーズに生きて来られたでしょうか。
どんな人でも、良い時や悪い時がありますよね。
「やりたいし、できる!」の状態で居続けるためには、どんな困難が訪れてもやり遂げる覚悟と自信が必要です。
自分の本音、心の声を聞かなくてはならない理由は、ここにあります。
本当に心からやりたいと思う事、やりたいと思い続けたい事を見つけ出したいですね。

6.キャリアの迷いは、また訪れる
豊かで成長し続けていた時代と異なり、今はどんな国でも、不安と混沌が渦巻く世界になってきています。
日本でも、長く続いた終身雇用の企業文化は衰退し、ライフとワークのバランスが取れたジョブ型の雇用が推進されています。
欧米のどの国よりも労働生産性が低いことを指摘される日本でも、残業ありきの働き方は是正され、同時に、大企業を中心にジェンダーや人生設計に合わせたワークスタイルが定着しつつあるなか、「脱ホワイト(=ゆるい環境よりもハードワークを求める志向)」というような若者の意識の変化がメディアにも取り上げられるようになりました。
我究館では、学生校を卒業し、数年たった後に、社会人校を訪れる人も多くいらっしゃいます。
学生時代に、あれだけしっかり自己分析しても、一生続く仕事に出会えることは簡単ではないのです。
世の中の変化に合わせて、自分の本音、心の声も変わっていくので、人生の迷いが訪れた時、「もう一度聞いてみる」ことが大切になります。

・・・・・・・

ちなみに僕は今、「やりたいし、できる!」の状態にあります。
だって、こんなに素敵な受講生に囲まれ、日々彼らの人生を輝かせるための仕事ができているのですから。


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