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経験は買わなきゃ給料は上がらない訳

先日、新規プロジェクトを共に推進している、客先で、お客様同士の上司部下のケンカを観劇しました(笑)

■劇(笑)の概要
お客様の本部長が自社内のプロジェクトメンバーに対して、来年度の体制案を通知

プロジェクトの中で拡販を担当している課長クラスの人が、本部長に文句を言う。

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・上の体制変えても我々は大変なだけ!
・プロジェクトで複数部署がまたがるような課題があった時に誰に投げたらいいんだ!
・フロントで課題をキャッチする俺たちがくるしむだけの体制変更じゃないか!
・今でも俺たちは手が回らない!
・現場の人を増やすとかが必要だ!
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本部長イライラしながら

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・解決が簡単に見えない課題は、誰かがボール抱えて走るしかないんだ!
・役割り限定して、それ以外は知らんとか、人は増やせ!だけの主張だけしてないで、どうすればよいのか、もっとお前らが考えろ!
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と返す一幕がありました。


この流れ。
よその会社の話だけど、どこも同じだなぁー。
って感じながら聞いてました。

DXっぽいことやってると、チームは複数部署にまたがりますがフロントでボール持ったら最後、メインじゃない部署の人はそのボール真面目に受け取ってくれません。
関連部署も経験がなく単体では判断出来ないので、たらい回しにするか、あやふやな回答をもらうだけのパターンばかりで、自分達で調べる事、考える事膨大です。

文句言う人の気持ちはわかるぜ(笑)


気持ちはわかるけど、この文句はちゃんとデータを使って否定しておきましょう(^^)


パーソナルキャリアが100万人の職務経歴書から分析した、「給料アップを実現した人がしてきた経験」をご紹介。

■流通・商社編(お客様の職種)

1位 シュミレーション
2位 問題解決
3位 ビジネスモデル
4位 経営戦略
5位 工数

お客様の文句言った人が取り組まなきゃ行けないやり方は

・問題解決の為にかかる工数をシュミレーションして経営戦略上の最善策を考える。

と言うこと。
新規ビジネスを作るというチャンスをいかして、これらの動きをとれたら給料はアップすると言うことです。
今回の課長クラスの人は、
『部署を守るために上にものを申した正義感のある優秀な人』
なのかもしれませんが、給料は上がりません。


■ちなみにIT業界編は次の通り

1位 管轄
2位 兼任
3位 模索
4位 開示
5位 コスト削減

です(^^)
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、IT業界では、セクションが細分化されているので、『管轄』を超えること、『兼務』する事が評価されてます。
答えがないことへの『模索』やわかった事の『開示』による他部署巻き込みなども、高評価とのこと。


■全業種まとめ

今回のパーソナルキャリアの調査の全業種を通して
給料アップの3つの条件としてまとめると

1.人を褒めて巻き込むリーダーシップ
2.兼務などの経験を自ら取りに行く姿勢
3.サステイナビリティの高い仕事の進め方、働き方改革を意識

となるそうです。

「上司を巻き込んで役割分担と効率化のスキーム作りを行う事」が給料アップの時代は既に終わっています。
「経験は自分で金を出してでも買いに行く」
そんな人が結局は給料が増える人です。

若かろうが、ベテランだろうが同じ環境の元で生きてますしね。年齢は関係ないと思います。

経験出来るチャンスがありながら、役割分担と効率化を理由に自然と避けてしまってる事はないですか?






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