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VRC映像ミステリー「亜京市Vtuber変死事件」

■視聴者への挑戦状

こんにちは。雲月と申します。

先日、第2回VRCムービーアワード に向けて映像を投稿しました。

この動画は、友人の阿我田邦彦が遺した
とある事件のビデオを再編集したものです。
彼は事件の調査中、行方不明になってしまいました……。

阿我田邦彦

この映像はたった10分の間に

「リアル/バーチャル」
「フィクション/ノンフィクション」
「実在するもの/架空のもの」

が複雑に絡み合い、非常に不可解なものになっています。
わたし一人の力では真相にたどり着くことができません。

是非とも皆さんの考察・推理を聞かせてください。

「この映像にまつわる答えは用意されている」はずです…

■さて

私が今回の映像を編集するにあたり、こだわった点などを少し紹介します。
ネタバレを多分に含みますので、是非本編を視聴後にご覧ください。


①視聴者サービス

ホラーモキュメンタリーは退屈なシーンが多くなりがちなため、
見てる人を飽きさせないために、
オッ!?と思うシーンをなるべく多く入れるよう意識しました。
わたしはこれをサービスシーンと呼んでいます。以下に網羅します。

・いきなり配信
・配信中のハプニング
・いきなりニュース
・変なノイズ
・いきなり考察系ゆっくり解説
・雨穴さんみたいな登場人物
・ずんだもん
・作者本人の登場
・迫真の揉み合いシーン
・前作の人物が登場
・「殺人サイボーグ…?」
・彼の結末
・本の不穏な内容
・メッセージアプリでの恐怖演出
・主人公の結末
・よくあるリプレイ演出
・配信映り込みの謎

前作で言えば盗撮シーンとか、死体とか、そういったシーン。
ジャンプスケア(びっくり系)は嫌いなので、ないです。

②本当と嘘の融合

この物語には多くの「本当の話」と「架空の話」がまぜこぜになっています。(これは私の身を守るためのものです)

四宮かたんや魂川りんりの配信やアカウントは実際に存在しますし、
それについて反応するマシーナリーチルドレンもいます。
事件の手がかりになる教本も実際に存在するものです。
そして恐らく、
殺人サイボーグやディスコードサーバーも存在するのでしょう…

本編はたった10分の映像ですが、
検索してみればみるほど、さまざまな情報が見つかるはずです。

私たちが追い求めたボードゲームはBOOTHで本当に購入できるのです!

(映画の公開記念で43%オフのスーパーセール中です。原価割れしてます)
(けっこうおもしろいと評判です)

③他作品との関わり

ホテルカデシュさんのシリーズや、
「NINE」→「NINE2」とかがあるので
後付けなのですが、今回は前作の前日譚みたいな感じにしました
制作していた当時は、登場人物の背景は深く決まっていなかったのですが、
今回少なくとも2人が同一人物として登場しています。

また、
本作で度々言及されるけど説明されないアレ…結局何…?
と思われる方もいるかもしれません。

マシーナリーとも子を知らず、アワード作品だけを見る人でも、
同時上映の映画「劇場版マシーナリーとも子-ネギトロ真実-」
情報にアクセスできるようにしました。

それぞれの作品が相互に関係していくことで、
個々は少ない時間ながらも、
全体として奥深さを作れたらいいなと思っています。

ホテル・カデシュ悪役結社ヴァリアールに対抗するためには
シンギュラリティのサイボーグが唯一の勝機と考えています…


④協力者

今回の映像制作にあたり、数名の友人に協力をお願いしました。
登場シーンはスタッフロールを参照ください。

ゲーミングハリネズミスパイ03
前回「チクチク警察ヘッジコップ」のチームです。

1.前回の映像制作仲間ということ
2.アクションシーンが欲しかったこと
3.VR撮影に気兼ねなく誘える間柄だということ
4.ある事情でスタッフの一員にしたかったこと

いろいろな意図があり、お願いしました。
迫真のアクションを披露してくれました!

電脳奇蟲サイバーヤスデ
映画といえばサイバーヤスデ。今回のスペシャルゲストです。
かつて「嘘予告」動画シリーズではお世話になりました。
いつか一緒に本当の映画を作りたいなという悲願をちょっと叶えました。

・マシーナリーチルドレンの皆様
でじちゃんの配信を利用するために、一応の許可をとりました。
しかし、肝心の内容については全く伝えていなかったので、
これに関しては完全に騙した形になります。
初めから騙すつもりでしたが、内容が内容なので、その節は失礼しました。

前回
「VR映画仲間がいなくてもスゴイの作ってやる!」
というような意地で制作しましたが、

今回は
「わたしが使えるあらゆる武器を使って、できる限りの抵抗をしてやる!」
(VR撮影チームは結局あんまりいない)でした。

わたしは制作チームでのすり合わせが苦手なので、
基本的には一人で制作を進め
要所要所で依頼をするスタイルが合ってるかもです。

※企画・脚本のみ担当で、演技、撮影、編集諸々は完全に別団体に委託…みたいな形なら話が別で、それはもしかしたらうまくいく可能性あるかも?

⑤参考にしたもの

・白石晃士監督作品(今回は特に「オカルト」「ノロイ」)
・ほんとにあった!呪いのビデオシリーズ(制作中に直近で見たのは「ほんとにあった!呪いのビデオThe Movie2」)
・フェイクドキュメンタリーQシリーズ
雨穴さんのミステリー動画シリーズ
THEつぶろさん(都市伝説の真相究明チャンネル)

⑥AI生成

本作の恐怖画像の一部に、AI生成の画像を使用しています。


~~~~~~~

■最後に

考察・推理のいくつかの注意点をお伝えします。


視聴者への挑戦状 で求めた真相については、
動画外の情報を集めなければ推理できないものではありません。
(魂川りんりの配信を全て見たり、ボードゲームを買う必要はありません)
それらはあくまでフレーバーとしてお楽しみください。


最後の方に私が送った怖い画像は、
謎の怪奇現象?で送られてしまったものです。
謎の怪奇現象なので、現状これについて考えても意味はありません。
なんか怖いだけです。わたしも怖かったです。


「結局何を推理すればいいの?」というところまで説明すると、ちょっと困ることがあるので、こればかりはふわりとした問いでごめんなさい。

例えばですが
「雲月の元ネタは明らかに雨穴である」
という推理は"正解"です。
出たらおもしろいだろうなと思って登場させました。(視聴者サービス)

こういうちょっとした小ネタへの気づきも、作者としては大変嬉しいです。
皆様の感想・考察・推理が一番の栄養になります。

以上です。
高評価・チャンネル登録でした。

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