いろんな酒のんで楽しんでまいりましたが、この十年間喉がはれるようなアレルギーになり飲んでいません。友達のUくんは酒屋につとめていた関係で蔵元をめぐって利き酒をするくらいの腕前だったのに体調がすぐれなくて飲めなくなりました。

酒自体や酒場の思い出はたくさんあるのにそれらからひきはがされる痛みは相当なものでした。もうすぐ亡くなって二年たつ親友Yは死ぬまぎわまで酒が強かったです。

私も彼と同い年みたいなもんなので長くはないとおもいますので、ああいう消え方というのは憧れたりするものです。

しかし、この十年は第三者として酒飲みを見てきました。横目にみると酒のみは醜いものです。こうして気づかせてくれた酒にお礼を言いたいとおもいます。