見出し画像

<続>来し方の不徳を悔いる

先週 note のプロフィールを変更した。全体的に表現を簡素化しているのだが、変更のキッカケは孫が一人増えたことだった。

※ 変更後のプロフィール👶孫が3人に

先日娘に第二子となる長女が誕生した。上には2歳10ヶ月のお兄ちゃんがいる。もう一人の孫は、長男家の1歳6ヶ月の女の子。

生後6日目 女の子です 

いや~何と可愛いことか。彼女のお兄ちゃんもいとこの姫も、私の孫はみんな可愛い(じじバカ)。すごく可愛い。「目の中に入れても痛くない」と先人は表現されたが、多分 "最上級の可愛さ" を言い尽くすことができず、もどかしさのあまりこんな奇妙な例えになったと想像する。私も目の中は無理として、それ以外のたいていのところには入れてもいい 。

そう、孫は可愛い。だからただただ可愛がる。自分の子供の誕生は、重くのしかかる責任と先々の不安があって、喜んでばかりはいられなかった。孫の場合は責任上位者が他にいるので、私は "可愛がり係" をすればいい。

「何を呑気なことを言ってんだか‥  あんたはなーんにも子育てに関わってきてないし、何も分かってない !!」非難の声が聞こえる。細君の声だ。このところ細君は娘の手伝いに忙しい。私はその送り迎えをするぐらいのもの。

一人目の孫が誕生した時、私は中国に単身赴任していて目立たなかった。そして昨年の二人目の時、私は図らずも "非難の矢面" に立たされた。それを昨年3月 note に書いた。よって今日の記事には<続>が付いている。

二人目の時、その育児のサポートにかいがいしく働く長男を見るにつけ、細君は自分のそんな頃を思い出して私に言う。
「お父さん(私のこと)、あんなふうにミルクあげれる?」
「お父さんっておむつ替えたことあったっけ?」
「私が夜何回も起きてたの知ってる?」
「私のことかわいそうだと思ってた?」
私はそんな疑問形の非難に対し、口ごもり目を逸らす。

そして今回。娘の旦那さんもまたよく働く。育児休暇もたっぷり取ってフルサポート態勢で臨んでいる。するとまたまた細君の記憶が呼び起こされ、熾火(おきび)は再燃する。 ※内容は二人目の時とほぼ同じなので割愛する。

細君は4人の子供をちゃんと育てた。細君の両親の貢献も大きい。私は仕事の多忙を言い訳に、子育てから逃げていた部分が確かにあった。
前回に続き改めて過去の不徳を悔いるとともに、関係諸氏に感謝致します。
※言い訳をひとつだけ。私の時代 "育児休暇" の概念は欠片も無かった。

私が note を始めたのは "日本語力の維持" という個人的な理由からだった。従って「誰に対して書いてるの?」「何を伝えたいの? 何を教えたいの?」なる疑問は常について回る。

その疑問に対するひとつの答え。これも甚だ個人的な理由なのだが、私は孫たちに私を知ってもらいたくて note を書いている。もちろん将来彼らが私の記事を読むことになると本気で思ってはいない。読めるようになった頃 note が存在しているかも分からないし、バックアップも取っていない。でも孫たちに伝えると思うことが、note を続ける一番のモチベーションだ。その対象が先日ひとり増えた。

彼らにはどんな未来が待っているのだろう。我々はどんな未来を用意してあげられるだろう。終わらない戦争、新たな争いの火種、収まらない病禍、続発する自然災害、異常な気候変動 等々課題は山積み。どれも病巣は根深いが、解決しなければならないことばかり。無力な老人の私だが、できることは協力する所存。孫たちを思うと真面目に未来を考えてしまうなぁ。

< 了 >


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?