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ブルーアーカイブ考察 シッテムの箱について

皆さんはブルーアーカイブというゲームをご存知だろうか。

透き通るような世界感

まぁこんな考察記事見るくらいだから当然知ってるよね!
ということで詳しい説明は省く。
この記事では、作中に登場するシッテムの箱について、考察する。

1章 プロローグについて


ブルアカのプロローグは以下の文章から始まる

接続パスワード承認。

上記のメッセージ表示後、ヨースターのロゴとキヴォトス世界がそれぞれ映る。
その後、連邦生徒会長と思われる謎の生徒との会話が始まるが、その際のログに注目してほしい

シッテムの箱へようこそ

そう、物語はシッテムの箱に入ったところから始まるのだ。

そう考えると、キヴォトスの世界はシッテムの箱の中にあると言える。

しかし、だとすると一点疑問が生まれる。我々はキヴォトスの中でもシッテムの箱を起動しているではないか

タブレットのシッテムの箱

シッテムの箱とは何だろうか、ここで私はいくつか仮説を考えてみた。

シッテムの箱がそれぞれ同じものの場合

まずは、プロローグのシッテムの箱とタブレットのシッテムの箱が同じ物である場合について、考える。

①2つのシッテムの箱は同じで、先生はアロナのいる世界からキヴォトスの世界に来た。(アロナの世界≒現実説)
②シッテムの箱は同じだが、それぞれ存在する時間軸が異なる
(物語世界が過去or平行世界説)
③シッテムの箱はサーバーやCPUのようなものであり、インタ―フェースが違う。

次に、それぞれ別のものだと考えてみる。
④プロローグのシッテムの”箱”はキヴォトスの世界とイコールである
(箱=キヴォトスの世界)
キヴォトス世界でのシッテムの箱は、キヴォトスでの先生をサポートする補助機能のようなものであり、それぞれ役割が異なる
(キヴォトス世界そのものであるシッテムの箱と、キヴォトス世界を補助するシッテムの箱がある。)
では、それぞれの場合、辻褄は合うだろうか。

2章 仮説の検証

①だとすれば、アロナのいる崩れかけた教室が先生のいた世界となる。
確かにエデン条約編や特殊作戦デカグラマトン編では、アロナがキヴォトス世界より上位の世界に存在するような描写がある。

エデン条約編 キヴォトス世界に干渉するアロナ

しかしこの場合、アロナのいる世界はキヴォトス外となる。だとしたらアロナにヘイローがあるのはおかしい
製作者へのインタビューで、キヴォトス外部の人はヘイローを持たない。と断言されている。ただアロナのヘイローは形が感情によって変化するので、キヴォトス世界のヘイローとは別のものかもしれないが。

②はよく議論されているループ説に近いが、だとすれば連邦生徒会長が不在なのが気になる。ループ前も不在だったのだろうか。
もしループ前もしくは別の世界線で存在したのであれば、なぜ連邦生徒会長がキヴォトスの世界にいないのかがやはり気掛かりである。
③はシッテムの箱にログイン後、連邦生徒会長との会話ログが流れ、キヴォトス世界に先生が入るという流れになる。
この場合、アロナのいるシッテムの箱とキヴォトスに入るのに使用したシッテムの箱は同一で、それぞれ別の世界のカギのような役割を果たしている。
①と異なるのは、アロナのいる世界との関係性になる。
この説であれば、アロナのいる世界と先生が元にいた世界が異なっても説が成り立つ。

④であれば、先生はキヴォトスの世界にプロローグで入った後、補助OSのA・R・O・N・Aがいるシッテムの箱(名称が同じだが、機能は異なる)を手に入れたという流れになる。
この場合、なぜ名称やパスワードが同じなのかという疑問が生まれる。

さて、どの説が信ぴょう性が高いか、作中シーンを踏まえて考察してみる。

3章 プロローグでのセリフ

連邦生徒会長らしき生徒。なんか見たことあるような…

プロローグでの連邦生徒会長らしき生徒のセリフは、列車に乗りながら、「私のミスでした。」「この結果にたどり着いて初めてあなたの方が正しかったと悟る」「きっと私の話は忘れてしまう」「何も思い出せなくても、あなたは同じ状況で同じ選択をする。」「私が信じたあなたなら、この捻じれて歪んだ先の終着点とはまた違う結果を」
以上の文章から察するに、1度何かを失敗し、捻じれて歪んだ世界から先生が来たのは間違いないだろう。

ハッキング出来なくて焦るデカグラマトン君
くしゃみでデカグラマトンを倒すアロナ

デカグラマトン編では、ミレニアムのローカルインターネット空間さえも支配したデカグラマトンのハッキングをくしゃみ一発で退けている。
指紋認証もろくにできない点を考えると異常である。

目視で指紋認証すな!アロナ!!

この2点から、私は
シッテムの箱とは異なる世界をつなぐ装置である。
③の仮説が正しいと考えた。

終章 複数のシッテムの箱と連邦生徒会長の不在

先ほど述べた通り、シッテムの箱は異なる世界をつなぐ装置である。
キヴォトス世界に存在するシッテムの箱は1つ。
さて、本当にそれだけだろうか

データ復旧率98.00%

そう、2章で登場した廃工場のこいつである。
私はこのタブレットも"シッテムの箱"ではないかと思う。

先生の持っているタブレットのメインOSはアロナ。
おっと、正確に言えばA・R・O・N・A
廃工場で見つかった記憶喪失の機械少女の名前は何だっただろうか。
失われた記憶はどこに行ってしまったのか。
アリス?いや、もっと正確な名前があったような。

そういえば、連邦生徒会長はなぜ不在なのだろうか。
もっと正確に言えば、肉体はどこに行ってしまったのだろうか。

以上、私の考察でした。


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