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マジョリティは考えを止めれば分かるけど、マイノリティは浸からないと分からないと思う

 気を抜くとマスの感覚から外れていくばかりだけれど、マスを相手に仕事してる訳だから、流行りに乗る時間、少し先の流行りを先取る時間は必要だと考えていた。

 例えば、スマホアプリのゲームとか、殆ど時間の浪費にしかならないけれど、これがマスの暇潰しならそれをやってみる。Instagramのストーリーズとか割とどうでも良いけど、それがマスの発信ならそれを見てみる。
 音楽はこれから流行りそうなものをすぐにリサーチしたり、スイーツの店とか、本物のインフルエンサーが使う物とか。マスの感覚を知らないとマスが求めるサービスや商品は作れないからだ。

 そんな習慣を、1日の数十分とか割いていたんだけれど、最近はマジョリティは無思考でいれば理解出来る気がしてきた。テレビから流れてくる情報、親の教え、友人との会話、全部無思考に受け入れていればある程度形成される感覚は似てくる(性格とかは別、可処分時間や可処分精神が似るというのか)。つまりそこに可処分時間を使わなくても理解出来てしまう。

 逆に、身近にカラーコーンが堪らなく好きな人とか、ひたすらにハエを愛でている人がいるんだけれど、これは努力しないと全く分からない。ただこのマイノリティを理解できた時に見える世界は全く違っていて、カラーコーンを見てテンションが上がるようになると散歩は楽しくなるし、ハエを鬱陶しく思う事も無くなる。

 良いか悪いかは分からないけれど、マイノリティに浸かった時に見える世界の新しさには中毒性がある。何より楽しい。
カラーコーンにもハエにもまだ全く浸かり切ってないし、過処分精神をそこに奪われる気もないけれど、興味はある。話を聞くだけでも全然違う。
 
 例えば、目に映る全てのものにフェティシズムを持っていたら世界は楽しくないだろうか。マツコの知らない世界に登場する人たちを見ても同じことを思ったりしている。

 そんな訳で、マイノリティに費やす時間を少し増やしていきたい。その他大勢になる事も良いと思うけれど、思考停止で生きる事だけは許せないので、カラーコーンもハエも愛したいと思っている。アプリでゲームをやるくらいなら目に映ったものをひたすらググって調べ尽くす方が楽しそうだ。

 まとめると、タイトルが真だと、今のところ。これも過渡期の思考だ。

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