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「児童労働が2000年以降初の増加」という文字を追うだけで、行動できない理由を潰していきたい。

 6.12は「児童労働世界反対デー」です。セーブザチルドレンの投稿を見るまですっかり忘れて過ごしていたので反省しつつ、こうして日付を定める事で定期的に考える事が出来るメリットと、1年の中でこの日しか考える事が出来ない事もあるデメリットを考えています。
 

 児童労働の最たる悪影響は、常識とされる教育を受けることが出来ない事にあると思います。また労働の内容も、心身に害のある労働が殆どだという事を鑑みると、大人になってから逆転するような可能性も限りなくゼロに近くなってしまいます。
 貧困の連鎖が教育にあると考えるのは簡単な事ですが、その連鎖を断ち切る為には教育だけでない問題が山積みにされています。こうした日に、その解決策の一つとしての募金が増える事は良い事ですが、その募金の使用先とその後まで気にしている人は殆どいないのではないでしょうか。
 かくいう自分も募金をする事はあっても、その先を気にして海外に行く事もなくインターネットを通した曖昧模糊な二次情報に頼っています。

 遠い国の貧困問題を考える事も大切だという事は忘れないようにしつつ、そうした現地の一次情報を知りたいときに動ける程度の、経済的余裕と、時間的余裕と、意志を持ち続けたいなと思います。
 そこには不明確な目的意識だけではなく、明確な目的意識と戦略、学ぶべき技術や知識、そしてそれを実現可能なグランドデザインまで真剣に考える日があるべきで、それが今日だと自分に言い聞かせながら。

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