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ゲームいきものレポート(水の生きもの)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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記事一覧

【レポート】アメリカザリガニ――赤い体が美味しそうに思ってしまうのはなんでだろう

いきもの名:アメリカザリガニ
学名:Procambarus clarkii

【登場するゲーム】

 十脚目(エビ目)アメリカザリガニ科のアメリカザリガニ。食べ物の話になるけれど、エビが好きだ。クルマエビとかを加熱すると色が変わって赤くなるのが好き。生より茹でたり炒めたりするほうが好き。アメリカザリガニを見るとそういうエビのことを思い出してしまい、食べたことがないのに「美味しそう」と思ってしまう。

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【レポート】オニヒトデ――食べれないし、毒があるし、たくさんいるし

いきもの名:オニヒトデ
学名:Acanthaster planci

【登場するゲーム】

 アカヒトデ目オニヒトデ科のオニヒトデ。ヒトデといえば星型だが、このヒトデは手がたくさんある。もはや森のように手が伸びていて、少し怖くもある。このオニヒトデは毒をもっている上、大量発生し、サンゴを食べてしまうので、現実世界ではなかなかに厄介である。
 ゲーム世界ではABZUのように背景に登場することもあれば

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【レポート】コブシメ――シマウマはお嫌いですか?

いきもの名:コブシメ
学名:Sepia latimanus

【登場するゲーム】

 コウイカ目コウイカ科のコブシメ。フォルムがかわいいイカだ、求愛しているときや興奮しているときなどに体色を変化させるらしい。『海底ハント』によると白と黒の縞模様を見ると萎縮してしまうらしい。なんでだろう……。
 ゲーム世界でも、このイカは人気だ。イカの目だけ見てみると凛々しく見えるが、やはり体のぷっくり膨らんだよう

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【レポート】ガザミ――砂底の軽量級ファイター

いきもの名:ガザミ
学名:Portunus trituberculatus

【登場するゲーム】

 十脚目(エビ目)ワタリガニ科のガザミ。そこまで高くないカニといえば、ワタリガニかもしれないと思う。タラバガニが高価で思い切ったカニだとすると、ワタリガニは庶民の味方、みたいな。それでも最近では高嶺の花になりつつあるけども……。
 ゲーム世界でこのカニはよく手に入る。釣ったり素潜りで獲ったりといろい

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【レポート】タコ――ゲーム世界のタコもタコ焼きになるのだろうか

いきもの名:タコ
学名:ー

【登場するゲーム】

 タコ目のタコ。ただ単にタコと言われたときに想像しやすいのは、赤い体のタコだ。おそらくマダコだと思われる。しかし、マダコと明言されていないので、ここでは「いわゆる、タコ」として書かせてもらう。
 ゲーム世界でもタコの登場回数は多い。釣りで釣ることもあれば、そのへんに泳いでいることもある。色合いも茹でられた後のように赤赤としている色から、実際のタコ

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【レポート】ナマコ――ナマコって、なんなんだろう

いきもの名:ナマコ
学名:ー

【登場するゲーム】

 棘皮動物門ナマコ網のナマコ。いわゆるナマコであるが……その正体について詳しい人は多くない。「水族館のいきもの好き!」と言っている人でも、「ナマコが特に好き!」と言っている人はあまりいない。食べ物として見ても、「ナマコを食べるの好き」な人はいても、「だからナマコに詳しいんだよ」という人もあまり見ない。
 そんな状況を表しているのか、ゲーム世界の

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【レポート】アカクラゲ――海の「ハクション大魔王」

いきもの名:アカクラゲ
学名:Chrysaora pacifica

【登場するゲーム】

 旗口クラゲ目オキクラゲ科のアカクラゲ。クラゲで想像する見た目はミズクラゲみたいな見た目か、このアカクラゲみたいな見た目だと思う。「ザ・クラゲ」という感じだ。
 ゲーム世界ではそこそこ見ることができる。が、『アビスリウム』のアカクラゲはなんだかオワンクラゲとかエチゼンクラゲそういう違うなにかのような気がする

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【レポート】フライドエッグジェリー――海の中で見る目玉焼き

いきもの名:フライドエッグジェリーフィッシュ
学名:Cotylorhiza Tuberculata

【登場するゲーム】

 淡水クラゲ目イボクラゲ科のチチュウカイイボクラゲ。またの名をフライドエッグジェリーフィッシュ。目玉焼きのような傘を持っていることで有名なクラゲだ。卵に似ているクラゲということで、サムクラゲというクラゲもいるが、こっちは火が通っていそうな目玉焼きだ。チチュウカイイボクラゲと言

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【レポート】クルマエビ――日本の「ザ・エビ!」と言われるエビ

いきもの名:クルマエビ
学名:Marsupenaeus japonicus

【登場するゲーム】

 十脚目クルマエビ科のクルマエビ。食文化の面でも有名なこのエビ。見た目はちょっとブラックタイガーに似ていますが、実は別のエビ。ブラックタイガーは「ウシエビ」と呼ばれるエビなので、またそれは別で紹介したいとおもいます。
 ゲーム世界でも、このエビは有名です。釣りで釣ることができますが、釣りのエサとして

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【レポート】ホタテガイ――大きいものを2個食べるとリポビタンD1本分のタウリンがとれる

いきもの名:ホタテガイ
学名:Mizuhopecten yessoensis

【登場するゲーム】

 イタヤガイ目イタヤガイ科のホタテガイ。貝というものは背景に溶け込んでいることが多い。現実世界でも海を泳いで貝を見つけることは大変だと思う。ホタテガイはそれなりに大きい貝だが、それでも難しく感じるだろう。
 ゲーム世界ではこの貝を背景の一部で見かけることもあるだろう。だが、ゲームの中にはそれを取り

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【レポート】サメハダホウズキイカ――ザラザラとした体のイカ

いきもの名:サメハダホウズキイカ
学名:Cranchia scabra

【登場するゲーム】

 開眼目サメハダホウズキイカ科のサメハダホウズキイカ。深海に生息するイカで、光るイカらしい。10㎝くらいあるイカなので、ホタルイカほど小さいイカでもないらしい。『FOREVER BLUE』によると、海水よりも軽い体液を体にたくわえているため、深海でも浮力を得ているらしい。
 ゲーム世界で深海に行くことは

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【レポート】スベスベマンジュウガニ――いくつもの毒を持つ猛毒カニ

いきもの名:
学名:Atergatis floridus

【登場するゲーム】

 十脚目イソオウギガニ科のスベスベマンジュウガニ。名前がすごい。すべすべで、マンジュウで、カニだ。かわいい要素が詰まっている。過去に知り合いに「スベスベマンジュウガニというカニがいる」と言ったらなぜか爆笑された覚えがある。あれはなんだったのだろう。かわいい面白い名前のカニだが、これは強力な毒のあるいきものだ。
 ゲー

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【レポート】ゴエモンコシオリエビ――エビなのに記事の途中まで「カニ」と書いていました

いきもの名:ゴエモンコシオリエビ
学名:Shinkaia crosnieri

【登場するゲーム】

 十脚目(エビ目)シンカイコシオリエビ科のゴエモンコシオリエビ。属名が「Shinkaia」となっていて、日本語つけられたようである。沖縄トラフの熱水噴出孔で見付かるらしいので、それがきっかけなのかもしれない。また、ゴエモンといえば「石川五右衛門」を連想するが、やはりそれにちなんでつけられたようであ

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【レポート】インターネットウミウシ――新たなインターネットアイドル候補?

いきもの名:インターネットウミウシ
学名:Halgerda okinawa

【登場するゲーム】

 裸鰓目ツヅレウミウシ科のインターネットウミウシ。別名オキナワヒオドシウミウシ。学名にokinawaとあるようが、沖縄で見られるのだろうか。和名はいろいろな歴史を経て、決まっていったらしく、その背中の模様と同じように複雑であるようだ。これは某アニメで『よくわかるインターネットウミウシ』という本が出る

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