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後者の意味でデジタル化

『Red Winter』。マップの左肩に、勝利ポイントや76ミリ砲の残弾数を表示するトラックがある。マップの横にはターントラックを置いている。どちらもプレイ中にそこそこの頻度で参照する。

iPadをズームアウトすればマップとターントラックと図表を表示することはできるのだけれど、文字もマーカーも小さすぎてほしい情報を判読できない。見る必要があるときには画面をスクロールすることになる。

これらをズームもスクロールもせずにパッと見られるよう、VP&残弾数トラックとターントラックをコンパクトにまとめて、マップの上に浮かべることにした。

VP&残弾数はもともと1の位と10の位に分かれていたけれど、ひとつだけでよいと思う。マーカーに「x1」と「x10」が書かれているので0から99の値を問題なく表示できる。

マップ外に置くことになっている砲兵ユニットも、ここに一緒に浮かべておくのがよさそう。

その後、ひとつのボックスに複数のマーカーが重なるのが窮屈に思えてきたので、トラック自体をやめることにした。マーカーの上にテキストボックスを貼り付けて、VPや残段数が変わるごとに数字を編集する。すべての数値を一目で把握できて、なかなかによろしい。

紙製のウォーゲームをパソコンやタブレットやスマホでプレイできるようにする「デジタル化」もあるけど、数字の書かれたトラックの上にマーカーを置いて値を示すような「アナログ表現」から、数字で直接示す手法に変えることも「デジタル化」だと思う。

紙製のウォーゲームを前者の意味でデジタル化するときは、もともとの見た目とか操作方法とかを忠実に残すのが楽しい。と言いつつ、今回のように後者の意味でデジタル化してみて、うまくハマったりするとこれはこれで幸せな達成感とプレイ体験を得られたりする。

『Red Winter』はルールを間違えていたり、ソ連軍の勝ち筋が見えなかったりの、デジタル化とは関係ない課題にぼんやり取り組みつつ、2回目のソロプレイが2ターンまで進んだところ。

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