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大怪獣ガメラ~冷戦期の夢。

注意!物語を理解する能力の低く
歴史等に詳しくない人間が書いたnoteです。

無断転載使用禁止でお願いします。

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北極に原子爆弾を積んだ国籍不明の戦闘機が落ちる。
時は1965年、冷戦真っ只中
3年前にはキューバ危機があり
核戦争の起こりかけた時期であった。
この戦闘機の墜落もその流れであろう。

衝撃でガメラ復活。

偶然居合わせた動物学の権威日高博士。

しょっぱなから飛ばしてくる博士。

この【大怪獣ガメラ】という作品
3割ぐらい“博士たち”の面白さで成り立っている。

UFOと見間違えられながら
世界を彷徨うガメラ

長い眠りから目覚めればすっかり周囲の様子は代わり
ひとりぼっち。
そんなガメラと人間の少年が遭遇する
少年も親の仕事関係で転校を繰り返し孤独であった。

灯台から落ちかけた俊夫少年はガメラに救われる
灯台壊したのガメラなんだけど…

ガメラと俊夫少年は世界に馴染めないもの同士

しかし世界にとってガメラはただの脅威。
軍によるガメラ退治が始まる。

軍の偉い人にハズレ作戦を進言する日高博士。

ここら辺で博士が2人に増える。

増えた村瀬博士もハズレ作戦を進言する。
みんな大好き
「ガメラのやつ手も足も出ねえや笑」→あっさり飛び去る
の流れ。

博士たちは決して無能ではない
ガメラが規格外なのだ。

後半、博士たちはガメラの生態を学習し
あまりハズレの進言をしなくなる。つまらない

ガメラをなんとかしようと

世界中の科学者が集まる。

冷戦でいがみ合っている場合では無い。
集まった科学者たちは『Zプラン』を利用し
ガメラから人類を守ろうとする。
簡単に言うと
【ガメラをロケットに詰めて宇宙に放り出そう作戦】

ガメラをエサとなる石油や石炭などで
ロケットまで誘導する。

石油わんこそば状態。

大怪獣ガメラはとにかく腹ペコ。
腹ペコゆえに暴れ
腹ペコゆえに宇宙に飛ばされる。
以降の昭和ガメラ作品のようなヒーローみはなく
平成、令和ガメラの持つ神秘性みたいなものも無い。
『腹をへらした寝起きのカメ』
それが【大怪獣ガメラ】で
私はそんなとこが結構好きだ。

作戦は成功し

ガメラは宇宙に打ち上げられる。

冷戦の中、不幸を振りまいてばかりの『科学』だが
使いようによっては人類を救えるし
子どもたちの憧れにもなれる。
俊夫少年は宇宙を夢見る。

そんな物語
それが記念すべきガメラ1作目。
次回作であっさりガメラ戻ってくるけど
おわり!

まあでも『ガメラ』のパブリックイメージって3作目以降よね。

おまけ
【ガメラ大怪獣空中決戦】と【大怪獣ガメラ】が
公式から期間限定youtube配信された時、Twitterに載せた漫画。

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