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日常の物理学Part15!泡が出る生ジョッキ缶の原理について!!

在宅している期間が長いと、家でお酒を飲む機会も増えますよね!?
外で飲むのはちょっと抵抗があるけど、家でなら落ち着いて飲むことができます。
そんな時に気になったのが「泡が出る生ジョッキ缶」。
ビールといえば居酒屋で飲む泡のある生ビールが美味しいので、缶ビールだとちょっと物足りない感覚がありましたが、これで一気に解決です。

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蓋を開けて少し待っているだけで、泡が出てきます。
泡と一緒に飲むビールは美味しいです。

では、なぜ泡が出てくるのでしょうか??

炭酸飲料は液体に二酸化炭素が閉じ込められてます。
圧力差や温度差によって液体中に溶けていられなくなった二酸化炭素が発泡してシュワシュワになるので、口当たりも良くて美味しくなります。
ただ、それをちょうどいい感じに出すのは難しかったと思います。ただ、泡を出すだけなら二酸化炭素をたくさん閉じ込めれば良いのですが、そうすると開けた瞬間吹き出してしまいます。衝撃を与えてしまった炭酸飲料缶を開けた時に、中身が吹き出すやつです。
それだと困りますよね。。。
そのため、普通の炭酸飲料缶は泡が吹き出ないように設計されているはずです。

そんな中でどうやって泡を生み出すのか?
炭酸飲料をキズのあるグラスに注ぐと泡が出てきます。
シャンパンを入れるフルートグラスがその原理を使っていますが、フルートグラスの底に少しキズがついており、シャンパンを注いだ後も泡が出続けますよね。
それを応用して、缶ビールの中にキズをちょうど良い感じでつけて、泡を出しているんです。

日常にすでにあることを少し応用するだけで、素敵な商品ができますね。

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