見出し画像

DIY 雨水トイレ動力無し給水_ゴミについて

 雨水に含まれるゴミの状況について記します。

 樋の取水継手と雨水タンクの間に、自作した取水フィルターを取り付けていて、この取水フィルターでゴミを取り除いています。

 2021年8月から使用開始して、この取水フィルターの出口に付けた水切りネットに付いたゴミを確認しました。
なお、フィルター交換の履歴はつぎのとおりです。
  1回目 2022年5月 2日
  2回目 2023年5月20日
  3回目 2024年4月14日

 自作した取水フィルターは高さ約60cmのU字形で、U字形の底に掃除口があり、また、U字形の出口に水切りネットを取り付けています。

 目標の機能は、次のとおりです。
(1)U字形の底にゴミが貯まって、時々、掃除口を開けてゴミを取り出す。
(2)U字形の出口に付けた水切りネットで(1)以外のゴミが雨水タンクに流れるのを防止する。

自作した取水フィルター

 確認結果は、この取水フィルターがすべてのゴミを取り除いているわけではないということです。
 ゴミが雨水タンクに流れることを完全には防止できていませんでした。

 U字形の底に貯まらずに流れて行ってしまうゴミが少なからずあるということです。

 U字形の出口に付けた水切りネットは、ネットに付いていたゴミの量を見ると良い働きをしていると言えますが、まだまだ不十分です。

 この取水フィルターで取り切れず雨水タンクに流れていったゴミは、
4段ある雨水タンクを通過する過程で各タンク底に沈殿して、最終段の雨水タンクから排出される水には、ほとんどゴミが無くなると思われます。

 しかしながら、もし最終段の雨水タンクから排出される水にゴミが有ると、そのゴミがトイレのロータンクのボールタップに詰まる恐れがあります。
ボールタップはゴミに対して大変に弱い構造で、故障が頻繁に発生する原因になります。

 そして、記録を取り忘れたのですが、一度だけ、4段ある雨水タンクを通過した水から、ゴミが出てきたことがありました。
そのゴミを見てからすでに何か月か経っていて、以降、ゴミは出ませんので一過性であるのですが心配です。

4段ある雨水タンクを通過した水から、ゴミが出てきた

 また保守の面で、各タンクに沈殿したゴミを雨水タンクのごみ排出用ドレンプラグから抜き取る保守作業が必要で、これがなかなかにたいへんな作業であると思われます。

 

 今回、上記の恐れと保守作業を軽減するために、取水継手と雨水タンクの間に、自作した取水フィルターを取り付けていますが、改善する必要があるようです。

 簡単に出来ることとして、2024年4月の交換で、フィルターを2重にしてみました。
 これの結果を、何か月後かに、確認してみたいと思います。

 恒久対策は、沈殿槽を追加するということになるのでしょうか・・・
もっと考えてみます。


 2021年8月16日に、四国化成製雨水タンク(500L)からトイレのロータンクへの給水を開始しました。

 上水道と並列してロータンクへ動力無しで重力により給水しています。
 量水器を取り付けて、雨水の下水道申請の認定されています。

 
以下、ゴミの写真が出ますので、見るのが嫌な人はここまでで読むのを止めてください。


*************************************

2022年5月の写真

2022年5月


2022年5月

写真を撮った後、水切りネットは新品に交換しました。

2023年5月の写真

2023年5月


2023年5月

 ネットに付いたゴミは2022年と2023年で比較して増えています。
 理由は、おそらく、流水経路の汚れが蓄積してきていて、降雨で流水すると蓄積したゴミが剥がれて流されるからだと思います。

2024年4月の写真

2024年4月

 ネットに付いたゴミは2023年と2024年で若干減ったようにも感じました。
(重量を計っておけばよかったです。) 
 理由は、おそらく、流水経路の汚れの蓄積が飽和したので、降雨で流水すると蓄積したゴミが剥がれて流される量も飽和したからだと思います。
 写真では、汚れ付着面積が増えておりますが、これは前回、ホースの奥の方にネットを突っ込んだためです。

2024年4月 フィルターを2重にする

写真を撮った後、今回は、水切りネットは新品を2重にして交換しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?