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現代建築と未来の展望:フランク・ロイド・ライト展から考える都市と建築計画

どうも建築大学生です。
先日『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』と言うパナソニック汐留美術館で行われている展覧会に行ってきました。
このnoteを公開する頃には展覧会が終わっていて、他の方もnoteで書かれているかと思うので、私がそこで考えた事を中心に書きたいと思います。

フランク・ロイド・ライト


フランク・ロイド・ライトといえば「近代建築の三大巨匠」の1人でもある、建築関係者だけでなく誰もが知る世界的に有名な建築家です。
それ以外の詳しい説明は、私が書くまでもなくパナソニック汐留美術館のサイトが詳しく載せているのでそちらをご覧ください。


ざっくり言うと日本の浮世絵にも影響されて日本に興味があった建築の有名人です。

考えたこと…


先程言ったように建築を今、大学で学ぶ私なりに考えたことや思った事を書きたいと思います。

私は大きく分けて2つ自分なりに思ったことがありました。

①近未来の建築とは

近未来の都市と言われてみなさんは何を考えるでしょうか。


少し目をつぶって考えてみてください



何が浮かびましたか?

何が浮かんだか人それぞれですが、丸みを帯びた建物やガラス部分が多い建物、空を飛ぶ乗り物などが浮かんだのではないでしょうか。
著作権上、画像は出せませんがドラえもんの近未来都市のようなものが浮かびませんか?

そうそれです。それが今回引っかかった点です。
なぜ近未来都市と言ったら空を飛び、丸みやガラスを多用した建物になるのでしょうか。
実際、今回の展覧会にもライトが描いた近未来都市の絵がありましたがそのような絵でした。

高層ビルや今ある建物の形は四角形のものが多く、日常的な交通手段は電車や車など空を飛びません。そこから非日常的な未来を想像するからそれと対照的なデザインが浮かぶのでしょうか。

私は建築を現在学んでいて、将来建築がどうなるか考えます。
少なくとも今、大学で学んでいる限りそう言った丸みを帯びた建築やガラス張りのデザインが増えるとは考えられませんし、そんなの学んだ知識からかけ離れていて建てられません。


そうならないと考えた詳しい理由はこのnoteで


そのような都市を作るためには一旦今ある都市を初期化しなければなりません。Minecraftであればワードを初期化すれば良いです、が地球では今のところ初期化の方法が見つかっていないので、地球上でそのような都市の実現は不可能だと私は考えます。笑

②巨大建築計画

みなさんは東京バベルタワーをご存知でしょうか。東京バベルタワーとは尾島俊雄さんによって考案された高さ10,000m、居住者3000万人を想定したクソデカタワーです。

そのようなクソデカタワー計画をフランク・ロイド・ライトも考えていました。マイル・ハイ・イリノイです。これは1,600 mと、東京バベルタワーの話の後で頭がバグっていて小さく聞こえるかもですが相当な高さです。

このような計画ができたのは、バブル経済など景気が良く、環境についてもさほど考える世の中でなかったからこそ表に現れた計画だと思います。
今では映せないちょっと暴力的で過激な、面白かった時代のテレビ番組のように、あの頃の計画が良い、と再び高いタワーを求める時代が来るのでしょうか。

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