こちらとあちら

これまで何度かメンタルの調子を崩しているが、27Clubには入りそこねた。
思い返せば自分も27歳頃は一番病んでいた時期の一つかもしれない。

ネットに触れているとトップニュースの見出しやSNSのコメントは嫌でも目につく。
りゅうちぇるという人物を初めて知ったのはジェンダー関連の話題が出るよりも前だったと記憶しているが、第一印象は良くなかった。
そもそも興味がないという点を差し引いても、見かける記事から受ける印象は不快感ばかりだった。マスコミや芸能界に対する不快感も多分に重なっているが、外野から見る限り彼の言行には何一つ賛同できない。
本人の苦悩は知る由もないが、止めの自殺を抜きにしても広義の他害性は大きかったように思う。

一方で、若い人が亡くなるという事実だけを見ると悲しい。自殺であればなおさらだ。
ただそれは事件や事故で人が亡くなるのと同じような感覚でしかない。他国の戦争で人が死ぬのも同様だ。

トップニュースになるような芸能人の自殺も定期的に見聞きする。
竹内結子は映画やドラマでちょくちょく見るので知っていたが、ファンというわけでもなかったので人となりは全く知らない。三浦春馬は名前も知らなかった。
そういう意味ではりゅうちぇるはその間くらいの認識だった。

そんな興味のない人間のニュースをなぜわざわざ取り上げてnoteを書いているかというと、自分なりの防衛機制なのかもしれない。
ゴシップ的な見出し、強い言葉による正論は嫌でも目につく。
自分の性格的に、その手の論は共感はしないが理解しようとしてしまう傾向がある。往々にして時間を浪費し、神経をすり減らすだけだ。
判で押したように出てくるネットから離れろという呼びかけや、嫌なら見るなというのは正しいのだろうが、それはそれで消耗する。
それなら下手な文章にでも書き出して終わりにするのが良い。



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